これまでとは趣向を変えて、ウケる写真の撮り方、つまり入居者募集に効果的な写真の撮り方についてお話ししようと思います。
仲介業者さんや個性的な賃貸物件を扱う某サイトから伺った、見栄えの良い写真の撮り方を伝授しようと思いますので、空室をお持ちの大家さんは試してみてはいかがでしょう。
募集において画像が占める重要性
お部屋探しをする際、皆さんは何を基準にお部屋を探しますか?
・ 間取
・ 家賃
・ 専有面積など
優先順位は人それぞれです。
部屋探しにおいて多くの場合、希望の間取りや専有面積、支払える家賃の額はあらかじめ決まっていることが多いものです。
であれば、場所さえ決まれば、築年数や見た目などの要素が重視されることになります。
掲載される物件の画像の重要性
そこで大きな役割を果たすのが、掲載される物件の画像です。その良し悪しで、お部屋探しをしている人に与えるインパクトが全く違ってしまうのです。
皆さんも経験したことありませんか? 「この物件ステキ!」そう感じるのは、室内や外観の画像を見たときではないですか?
そのように感じてもらうことで、物件に対する問合わせが増え、より短期間での成約へとつながることが期待できます。
同じポイントでも、写真の撮り方でこうも違う!
自宅リビングの同じポイントを対象とした4枚の写真をご覧いただきながら、それぞれの写真について解説いたします。
立ったままでパシャ
これは、立ったままの姿勢。ちょうど目線の先にiPhoneを構えてパシャリッと撮った写真です。
このような体勢で、不動産会社のスタッフが写真撮影しているのを良く見かけますが、いかがでしょう? 部屋の奥行きがあまり感じられないように思いませんか?
座ってパシャ
同じ場所を同じ角度で撮った写真ですが、姿勢を落として撮るとこうなります。構図に占める床の面積が増えるだけで、空間の奥行きが感じられる画像になりますよね。
照明を点けてパシャ
同じ体勢で撮った写真ですが、照明を点けて撮りました。照明によって明るさが加わって、より見栄えがよくなります。
照明 + 露出を上げてパシャ
照明を点けた状態で、さらに露出を上げた状態で撮ったもの。より多くの光を集めた状態で撮影された写真は、見た目のインパクトもグッと強くなります。
露光調整はiPhoneでも簡単にできます。カメラを被写体に向けたら、画面上の比較的暗い場所をタップしてそこに焦点を合わせます。
そうすると画面が明るくなるので、その状態でシャッターボタンを押してみましょう。そうすることで、より明るい写真を撮ることができます。
露光調整は一眼レフでなくてもできること、覚えておくと便利です。(執筆者:内田 陽一)