クレジットカードで貯まったポイント、どう活用していますか?
かつては、カード会社が用意した各種商品と交換するのが一般的でしたが、現在ではギフト券や他社ポイントへの移行が主流となっています。
もちろんそれでもいいのですが、最近ユニークなポイント交換先が登場して話題となっています。
クレディセゾンの永久不滅ポイントを投資信託で運用!
それは、クレディセゾンの「永久不滅ポイント」です。
永久不滅ポイントと言えば、ポイントの有効期限がないことで有名となっており、ポイントをたっぷり気長に貯められます。
これまで、クレディセゾンの永久不滅ポイントの交換先としては、以下のようなものがありました。
以上の交換先もかなり魅力的ですが、最近これに加えて「ポイント運用サービス」が始まりました。
永久不滅100ポイントから投資可能で、永久不滅ポイントは1ポイント=5円相当の価値がありますので、つまり500円相当から投資ができるようになっています。
「投資」と言うとまとまったお金が必要なイメージがありますが、500円相当の超小口から投資をすることができるのです。
1回の手続きの上限は999万9,999ポイントですが、複数回に分ければ1,000万ポイント以上の投資もできると記載されています。
どこが運用するの?
どこの会社が運用するのかによって、運用しているポイントの増減にかかわってきます。
永久不滅のポイント運用に申し込むと、クレディセゾンのグループ会社で「マネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社」が運用する投資信託の運用状況と連動して、永久不滅ポイントが増減します。
運用中のポイントは平日の19時ごろに更新されます。
運用コースは、以下の2種類から選べます。
アクティブコース(年間15%程度)
外国株式や外国債券を中心任用して、より積極的にプラスを狙うコース。
バランスコース(年間3%程度)
国内債券を中心に安定的な運用を目指すコース。
ちなみに、2016年6月17日~2016年12月9日の運用実績は、以下のグラフのようになっています。
バランスコースは運用実績0%程度を行ったり来たりしております。ということは、一部元本割れも…。
アクティブコースは7%~-4%程度と、かなり乱高下が激しい印象です。
利用方法は?
ではこの「ポイント運用」、どのようにして行うのでしょうか?
(2) 運用コースと運用するポイント数を選択
(3) 「ポイント運用ホーム」でポイントの運用結果、増減を確認
以上のような手順で、ポイントの運用を行ないますが、追加で運用したい場合には「ポイント運用ホーム」から追加運用することもできます。
そして、運用している永久不滅ポイントを取り出すことも、「ポイント運用ホーム」から可能です。
1ポイント単位で取り出すポイントを選択できますし、一部時間帯(毎月6日23時半~7日0時半、毎月13日23時~17日8時、システムメンテナンス中)を除いては自分の好きなタイミングで取り出すことができます。
注意点は?
当然ですが、この投資には元本保証がありませんので、元本割れする可能性も十分にあります。
しかし、永久不滅ポイントはカード利用で貯まったポイントであり、ポイント自体にお金を払っているわけではありません。
よって、ポイントが元本割れをしたとしても、現金をつぎ込むよりは精神的なダメージが少ないでしょう。
投資には興味があるがよく分からない、そんな方に対する投資の入口として、「ポイント運用サービス」はいいかもしれません。(執筆者:角野 達仁)