フリマサービスを利用している方、特に出品者にとって、配送方法には頭を悩ませるのではないでしょうか。
特に送料はシビアな問題ですが、日本郵便の「クリックポスト」では、値下げを行いました。
サービスの概要、他のサービスとの比較とともに紹介しましょう。
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7/20よりクリックポストが198円 → 185円に値下げ
≪画像元:日本郵便≫
日本郵便のクリックポスト、7月20日より運賃が198円 → 185円に値下げされました。
クリックポストの特徴は、以下の通りです。
・ 日本全国一律料金
・ ネットで決済可能
・ ラベルの手書きが不要
・ ポストから差し出し可能
・ 配達は郵便受けに
・ 追跡サービスあり
ただし、クリックポストには注意点がありますので、確認してください。
Yahoo! JAPAN IDかAmazonアカウントの取得、Yahoo!ウォレットかAmazon Payの利用登録が必要
≪画像元:日本郵便≫
クリックポストを利用する際には、Yahoo! JAPAN IDかAmazonアカウントを取得しなければなりません。
その上で、Yahoo!ウォレットかAmazon Payの利用登録が必要です。
設定可能な支払い元はクレジットカードのみ
クリックポストの支払い方法は、Yahoo!ウォレット、Amazon Payです。
Amazon Payでは通常、Amazonギフト券やポイントを支払い元に設定できます。
しかし、クリックポストで支払い元に設定できるのは、クレジットカードのみです。
Yahoo!ウォレットも同様ですので、注意してください。
送れないもの
≪画像元:日本郵便≫
現金、貴金属、信書といった貴重品、爆発物や毒劇物といった危険物などを入れて送ることはできません。
それ以外でしたら、オークションやフリマで取引の多い、衣類やサプリ、CD・DVDや雑誌・コミック、スマホケースなどを送れます。
速達などのオプションはない
クリックポストでは、日本郵便が提供する速達などのオプションサービスは利用できません。
クリックポストはおおむね差出日の翌日~翌々日に届くので、利用の際はそのことを考慮してください。
また、以下のサービスも利用できません。
・ 着払い
・ 代金引換
・ 配達時間帯や配達日の指定
・ こわれもの、天地無用、逆さま厳禁など
・ 冷蔵、冷凍扱い
匿名配送・補償なし
万が一、中の荷物が破損などの被害に遭っても補償はなく、匿名配送もできません。
このあたりは、定形外郵便と似ていますね。
他の配送方法と徹底比較!
クリックポストのサイズは、「長辺14cm以上34cm以下、短辺9cm以上25cm以下、厚さ3cm以内、重さ1kg以内」です。
ここでは、クリックポストと同程度のサイズを取り扱う配送について、徹底比較します。
送料に幅があるのは、定形外は重さに応じて、その他の配送サービスは利用するフリマサービスなどによって異なるからです。
日本郵便内の直接のライバルは「ゆうパケットポスト」、他社なら「ネコポス」がライバルでしょうか。
「クリックポスト」vs「ゆうパケットポスト」
≪画像元:日本郵便≫
ゆうパケットポストには、クリックポストにはない匿名配送と補償があります。
PayPayフリマでも利用可能で送料自体は安く、重さの上限もクリックポストより1キロ多いです。
ただし、別途1箱65円のBOXを購入するか、20枚100円のシールを購入しなければなりません。
クリックポストは、シンプルさが魅力ですね。
「クリックポスト」vs「ネコポス」
≪画像元:メルカリ≫
沖縄や北海道など遠方に配送する際は、ネコポスの方が早く到着するでしょう。
ネコポスは、利用するフリマサイトなどにより料金が異なります。
6月16日、メルカリではネコポスの料金を175円 → 210円に値上げしました。
一方で、クリックポストは値下げとなり、価格差は25円に拡大しました。
たった25円ですが、たくさん配送する人にとっては決して無視できません。
ちなみにメルカリでは、集荷サービスやゆうパケットポストの価格も値上がりしています。
衣類などの発送にクリックポストがおすすめ
7月20日より、クリックポストの料金が198円 → 185円に値下げされました。
これにより、他のサービスとの競争が激しくなります。
安さとシンプルさが魅力のクリックポスト、一方で匿名配送や補償がありません。
配送中の破損などが怖いので、そのリスクが低い衣類や雑誌を送るのにはいいでしょう。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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