元乃木坂46の山崎怜奈(27)は25日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に出演し、芸能界を引退した中居正広氏(52)の女性トラブルに社員の関与が一部で報じられたフジテレビの問題をめぐり、「気になるところ」があるとして指摘した。
この日の番組では、中居氏の引退やフジテレビが23日に開いた社員説明会の内容、今後、第三者委員会が設置され調査が始まることなどを全般的に伝えた。
中谷しのぶキャスターから見解を求められた山崎は、「第三者委員会の設置も大事なんですが、ほかにも気になるところがあった」と述べ、自身の考えを明らかにした。
山崎は「この問題の根幹は、総務省の放送免許を受けて報道機関としての役割を持っているテレビ局が、ガバナンスを徹底していなくてもある程度、組織運営できてしまうような体制と制度のもとで、ここまで長年やってきてしまっている、やれてきちゃったことじゃないですか」と、厳しく指摘。一連の問題を受けて、以前は80人ほどだったフジテレビの労働組合加入社員が、500人を超えたとされることにも触れ「それだけ多くの不安と憤りを感じている社員も多い。生活がかかっているということ」とも述べた。
その上で、労組側が会社側に提出した意見書の中に、社内に強い影響力を持つとされる日枝久相談役(87)が出席した上での記者会見を、遅くとも27日までに開くよう求めた内容があることに言及。「それでも、無言を貫くのか。自浄能力を、社会の中でフジテレビが持つことができるのか」と持論を訴えた。
フジテレビは、27日午後4時から“やり直し記者会見”を開くことを24日に発表した。17日の記者会見に出席した港浩一社長らが臨むというが、これまでのところ、日枝氏の名前は、出席予定者の中に入っていない。