米国株見通し：底堅い値動きか、金利高一服でハイテクなどに買いも

（14時50分現在）

S&P500先物　　　　　　4,116.62（-3.63）
ナスダック100先物　　13,785.62（-23.13）


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は5ドル高。NY原油先物（WTI）は下げ渋り、本日の米株式市場は売り買いが交錯しそうだ。


12日の取引で主要3指数はまちまち。S&Pは小幅続伸となったが、ナスダックとともにマイナスへ転じたダウは55ドル安の33745ドルで取引を終えている。前週には最高値更新が相次いだことで、調整の売りが出やすい地合いだった。長期金利の上昇が抑えられた場面では、ハイテク関連が売られた。一方、本格化する企業決算の発表を控え、持ち高調整の売りも観測される。ただ、手がかりが乏しいなか、指数の下げは小幅にとどまった。


本日は底堅い値動きか。引き続き調整売りが出やすく、企業決算を前に積極的な買いは手控えられる見通し。また、ウクライナ問題で欧米がロシアを非難し、地政学リスクが意識される可能性も。ただ、本日発表のインフレ指標で成長の持続が好感されれば、売りづらい展開となりそうだ。その後の連銀総裁発言や30年債入札も手がかりとなる。好調な国債入札で長期金利の上昇が抑えられればハイテク株が買い戻され、指数の下げを抑制しそうだ。



＜TY＞