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投機筋の米国債ポジションも一段のドル大幅安回避を示唆、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

米FOMC議事録要旨が公表されましたね。追加利上げを「適切」との判断を示していました。5/26付けの「主要通貨デイリー」では、投機筋の米長期国債ポジションがドル円にどう影響を及ぼすのか考察されていますのでご紹介します。

同レポートではまず、投機筋の米国債ポジションについて、『投機筋の米長期国債ポジション(10年物、先物、ネットベース)の推移をみると、昨年12月以降、投機筋はトランポノミクスを受けた金利先高期待から米国債売りを積極化し、今年3月には過去最大規模にまで売り残高を積み増した。しかしその後、トランプ米大統領の政策遂行力への懸念などを受けた金利先高観の後退から米国債の売りポジションを圧縮(米国債の買い戻し)し、長期金利の低下要因の一つとなってきた』としています。

さらに、現在のポジションを『足元においては、米経済指標が好悪入り交じりの結果に留まっていることや「ロシアゲート」疑惑の強まりなども加わり、投機筋は4月25日時点で長期国債のポジションが買い越しに転換。直近(5/16現在)では2007年12月25日週以来、約9年半ぶりの買い越し幅となっている。過去の経験則に従えば、投機筋による一段の米長期国債買い(=金利低下)余力は大きくないと推測されよう』と分析しています。

続けて『ドル円はこれまで、米長期金利と概ね連動して推移してきた。米長期金利は投機筋の国債買いを一因に水準を切り下げ、ドル安円高要因となってきたわけだが、上述の通り、投機筋主導の金利低下圧力も一巡が期待される。24日の当欄では、VIX指数や米実質金利の動きから、ドルが大崩れする可能性は低いとの見方を紹介したが、投機筋のポジション動向からも、ドル円が大きく値を崩す可能性は低いことが指摘できよう』とまとめています。

詳しくは5/26付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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