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先物に振らされやすい需給状況に


 5日の日本株市場は米株高の流れを引き継ぐ格好から、買い先行の展開になろう。4日の米国市場は米中貿易摩擦への警戒からNYダウは一時500ドルを超える下落となった。しかし、関税発動のタイミングや、交渉余地が残るとの見方から引けに掛けて切り返すなど、値動きの荒い展開となった。シカゴ日経225先物は一時21025円まで下げた後、清算値は大阪比210円高の21550円だった。これにサヤ寄せする格好から先物主導によるインデックス売買が日経平均を押し上げよう。

 これにより、日経平均は足元で上値を抑えられている25日線を捉える可能性がある。買い一巡後はこう着感が強まりやすいだろうが、25日線を支持線に変えることができれば、投資家のセンチメントは改善することが期待される。ただ、米中通商問題の動向次第で荒い値動きになりやすく、積極的な上値追いの流れは限られ、先物に振らされやすい需給状況になろう。

 また、昨日は米ハイテク株の上昇に対しても波及効果が限られており、ファーストリテ<
9983>がけん引していた。本日もハイテク株が買い一巡後に動きが鈍るようだと、日経平均は25日線での攻防から不安定な値動きに向かいやすい。また、物色についても先物主導で指数インパクトの大きい値嵩株が日経平均をけん引。一方で中小型株については、IPO銘柄に絞られそうだ。国内の政治リスクも引き続き上値を抑えるだろう。
(村瀬智一)


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