“自我を持ち続ける”ゾンビを描く『哭戦オペレーション・アンデッド』　引き裂かれる兄弟を映したアザービジュアル［ホラー通信］

タイ発のゾンビ映画『哭戦オペレーション・アンデッド』が4月18日より公開される。この映画は、第二次世界大戦中のタイの村を舞台に、日本軍が開発した生物兵器によって起きたゾンビ化の影響を描く。映画のビジュアルは、不滅の兵士と化した弟と、その弟に銃口を向ける兄の葛藤を中心に据えており、悲劇的な兄弟愛を映し出している。忠義心に厚い兄メークの決意と、人としての理性を保ち続けるゾンビの弟モークの人物描写が鮮やかに表現されている。

タイ発のゾンビ映画『哭戦オペレーション・アンデッド』が４月18日より公開。アザービジュアルが解禁された。

第二次世界大戦のさなか、タイのとある村を舞台に、日本軍が生み出した生物兵器“不滅の兵”に襲われ、自我を持ち続けるゾンビ＝“不滅”となってしまった少年兵たちを描く本作。

今回のビジュアルは、運命に引き裂かれる劇中の兄弟にフォーカスしたもの。伍長である兄のメークは、忠義に厚く家族思いで、愛する者と祖国を守るために戦う決意をした覚悟の表情を浮かべている。一方、自由奔放だが心優しい弟・モークは、不滅の兵に襲われたことで不滅（ゾンビ）になってしまうが、人としての理性をぎりぎり保っており、その瞳には哀しみと困惑の色が見える。さらにポスターの下部には、弟のモークに兄のメークが銃口を向ける、ショッキングな姿があしらわれている。