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日経平均は219円高でスタート、マイクロニクスや資生堂などが上昇


11日の日経平均は219.59円高の38431.10円で4日連続の上昇。前日の米国株上昇が東京市場を支え、特に半導体関連株が高い上昇率を示した。円相場と米長期金利が安定していることも市場に安心感をもたらした。利益確定売りが出やすい環境ながらも、米中貿易協議の進展期待やG7サミットでの合意期待が買いを支えた。セクター別では医薬品や電気機器が上昇、一方で海運業や保険業が値下がり。国内企業物価指数は前年同月比3.2%上昇したが、市場予想を下回った。

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;38431.10;+219.59TOPIX;2794.65;+8.41

[寄り付き概況]

 11日の日経平均は219.59円高の38431.10円と4日続伸して取引を開始した。前日10日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は105.11ドル高の42866.87ドル、ナスダックは123.75ポイント高の19714.99で取引を終了した。対中通商協議の行方を睨み寄り付き後、小幅高。協議の進展期待を受けた買いに加え長期金利の低下も支援し、相場は終日底堅く推移した。終盤にかけて、商務長官が協議を巡り「順調に進行している」とし、本日中にも終了することを期待していると言及すると、楽観的見方が一段と強まり、一段高となり終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.06%上昇と、ダウ平均(0.25%上昇)やナスダック総合指数(0.63%上昇)と比べ上昇率が大きく、東京市場で半導体関連株の株価支援要因となった。また、円相場や米長期金利が落ち着いた動きだったことも東京市場で安心感となった。一方、日経平均は昨日までの3日続伸で600円を超す上げとなったことから、利益確定売りが出やすかった。また、昨日の日経平均が午後の時間帯に急速に伸び悩む展開となったことから、株価の上値の重さも意識された。さらに、米中貿易協議の行方や、15日から17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて開かれると見られる日米首脳会談で関税や貿易に関し何らかの合意に至れるかなどを見極めたいとして、引き続き積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された5月の国内企業物価指数は、前年同月比3.2%上昇した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同3.5%上昇だった。

 セクター別では、医薬品、電気機器、鉱業、精密機器、ゴム製品などが値上がり率上位、その他製品、海運業、保険業、石油石炭製品、倉庫運輸関連などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、マイクロニクス<6871>、資生堂<4911>、アドバンテスト<6857>、スタンレー電<6923>、ルネサス<6723>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、住友ファーマ<4506>、ソシオネクスト<6526>、日立<6501>、いすゞ<7202>、村田製<6981>などが上昇。他方、IHI<7013>、任天堂<7974>、川崎重<7012>、三菱重<7011>、東京海上<8766>、三菱電<6503>、三井E&S<7003>、NEC<6701>、サンリオ<8136>、積水ハウス<1928>、富士通<6702>などが下落している。

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