大阪 & 米マサチューセッツ州ケンブリッジ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)(「武田薬品」)は本日、食道の慢性炎症性疾患である好酸球性食道炎(EoE)1の治療薬としてのTAK-721(ブデソニド経口懸濁液)の新薬承認申請(NDA)に対し、米国食品医薬品局(FDA)から審査完了報告通知(CRL)を受領したと発表しました。
CRL通知によると、FDAはがTAK-721のNDA審査を完了し、現状では承認できないと判断しました。また、FDAはその見解で示した問題を解決するため、追加の臨床試験を推奨しています。
武田薬品USビジネスユニット担当プレジデント兼グローバル・ポートフォリオ・コマーシャライゼーション担当プレジデントであるラモナ・セケイラは、次のように述べています。「TAK-721に対するFDAの審査結果は残念であり、EoEの患者さんにとってFDAが安全性と有効性を認めた治療選択肢の不在状況が続くことを遺憾に思います。当社は、 CRLの内容を評価して、今後の申請対応について検討しているところです。」
TAK-721(ブデソニド経口懸濁液)について
TAK-721(ブデソニド経口懸濁液)は、好酸球性食道炎の治験薬として製剤化したブデソニドの経口粘性製剤です。シャイヤーの買収により、武田薬品のパイプラインに加わりました。
武田薬品工業株式会社について
武田薬品工業株式会社(TSE: 4502/NYSE: TAK)は、日本に本社を置き、自らの経営の基本精神に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、患者さん、従業員、そして地球に対する約束に従って、人生・生活を変える治療薬を創出し、お届けすることに傾倒しています。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少な遺伝性疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤およびワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80の国と地域で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。詳細情報についてはhttps://www.takeda.comをご覧ください。
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医療情報
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1 Hirano I, Futura GT. Gastroenterology. 2020;158(4):840-851.
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