ボストン--(BUSINESS WIRE)---- (ビジネスワイヤ) --
セルヴォー・テクノロジーズは本日、今後数年間に及ぶ複数のプロジェクトを支えるべく、日本の東京都健康長寿医療センター研究所と契約を締結したと発表しました。これらの研究プロジェクトは、脳内における神経原線維変化(NFT)の病状と進行を評価すべく、陽電子放射断層撮影法(PET)スキャンで使用される早期開発ステージ造影剤(MK-6240)を研究するためのものです。NFTはタウタンパク質が蓄積したもので、アルツハイマー病を含め、幾つかの神経変性疾患の特徴となっています。
本契約の一環として、セルヴォーは東京圏でのイニシアチブに必要な[18F]MK-6240を製造・供給するための契約を東京都健康長寿医療センター研究所と結びます。
東京都健康長寿医療センター研究所・神経画像研究チーム部長の石井賢二医師は、次のように述べています。「この新世代のタウPETトレーサーは、アルツハイマー病やその他の神経変性疾患の神経病理学的機構をヒトの生きた脳で理解することに役立つはずです。タウPETイメージング技法を取り入れた臨床/臨床病理的研究は、アルツハイマー病やタウオパチーのための病態修飾薬の開発を大きく促進していくでしょう。」
セルヴォー・テクノロジーズの社長兼最高経営責任者(CEO)を務めるリック・ハイアットは、次のように述べています。「セルヴォーは、東京都健康長寿医療センター研究所の研究者らと協力して、MK-6240の応用とそれが脳疾患患者に提供し得るメリットについて理解するための機会を歓迎します。日本では高齢化が急速に進んでおり、この国におけるアルツハイマー病対策には困難なものがあります。東京都健康長寿医療センター研究所との連携により、当社の製薬パートナーに種々の治療試験への道を開き、当社が欧州、カナダ、日本、中国、シンガポール、オーストラリア、米国で持つ世界的な生産ネットワークを支えるとともに、東京都健康長寿医療センター研究所がアルツハイマー病の予防治療薬候補を評価するための追求で新規の研究が促進されるはずです。」
東京都健康長寿医療センター研究所について
東京都健康長寿医療センター研究所の前身の東京都老人総合研究所(TMIG)は、日本における老人病学と高齢者医療の初の総合センターとして、東京都老人医療センター(TMGH)と共に1972年に設立されました。PET施設(TMIG
PETセンター)がTMIGの付属施設として1990年に発足しました。以来、TMIG
PETセンターは脳の老化および老化関連疾患に主として着目した研究を行ってきました。48種のPETトレーサーが臨床PET研究に供されてきましたが、そのうちTMIG
PETセンターは9件のヒト初回試験で新規PETトレーサーを検討しました。2013年にTMIG
PETセンターは新施設に移転し、GMP準拠の医薬品生産能力を備えることとなりました。最近になると、TMIG
PETセンターの主たる課題は認知症研究となり、TMGHやその他の病院の臨床神経科、精神科、神経放射線科、神経病理科(脳バンク)のグループと連携したり、Japanese
ADNIやDIAN-Japanなどの多施設臨床研究プロジェクトや数多くのアルツハイマー病治療の臨床試験に参加したりしています。
http://www.tmig.or.jp/eorganization/o_index.html
セルヴォー・テクノロジーズについて
セルヴォー・テクノロジーズは、エニグマ・バイオメディカル・グループと北京先通国際医薬科技(Sinotau Pharmaceutical
Group)の提携で設立されました。セルヴォーの理念は、アルツハイマー病を含む神経変性疾患の患者に好影響を及ぼす診断法と技術を世界規模で開発することにあります。
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