ブロックチェーンを活用した新たなネットワーク構成
テレマティクス保険やオープンガバメントなど、今後のIoT社会の実現を見据えた、データセキュリティを高める新たな技術を開発いたしましたので、お知らせいたします。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/138143/LL_img_138143_1.png
ブロックチェーンを活用した新たなネットワーク構成
1.「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」について
(株)スマートバリューは、シビラ(株)と提携し、2017年2月よりシビラ(株)独自のブロックチェーン「Broof」(注1)を用いて構築した「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」(注2)の提供を開始いたしました。
ブロックチェーンは、ネットワークの参加者全員が取引履歴の正当性を検証できる、非改ざん性の高い分散型アーキテクチャを特長のひとつとしたテクノロジーです。高い信頼性が担保されたデータの提供が可能であることから「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」では、高い信頼性とセキュリティが求められる非金融分野への活用推進してまいりました。
2.新たな仕組みについて
この度、(株)スマートバリューが持つコネクティッド技術のノウハウと、シビラ(株)が持つブロックチェーン技術を活用し、IoTデバイスで動作する「Broofウォレット」を開発いたしました。IoTデバイスが「Broofウォレット」を持つ事により以下のことが実現可能となります。
・ウォレットが生成する数学的に偽造が極めて困難なデータをブロックチェーンに直接書き込むことにより、セキュリティに優れたIoTデータプラットフォームとなります。
・M2M(注3)で1円未満の超小額決済(マイクロペイメント)が可能となり、新たなIoTビックデータ売買市場を創出します。
※2017年10月18日に東京で開催される「TU-Automotive Japan 2017」において、「Broofウォレット」のデモンストレーションを実施いたします。
3.今後の展開について
今後は多様なデバイスへの対応を進めつつ、クルマの走行データ以外の情報も取り扱っていくことで、IoTデータ経済圏を拡大してまいります。
この先、IoTデータ経済圏や、テレマティクス保険、オープンガバメントを見据えた電子行政の実現において、データの信頼性、トレーサビリティー、スマートコントラクト(注4)が重要になると考えております。
これらを見据えてシビラ(株)と連携し、ブロックチェーン分野での新たな開発に取組んでまいります。
(注1)「Broof」
フィンテック以外でのブロックチェーン利用を目指したシビラ(株)独自開発のブロックチェーンです。エンタープライズ領域にも適用可能な高い堅牢性・パフォーマンス・トレーサビリティを持ち、柔軟なスマートコントラクトの実行も可能にします。
http://sivira.co/#products
(注2)「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」
既存のサービスやIoT 機器をブロックチェーンにつなぐことができるサービス。ブロックチェーン上に新たなサービスやプロダクトの開発を実装することで、よりセキュアなIoT 環境の構築や、不正ができない社会システムの構築を実現いたします。詳しくは下記のサービスサイトをご覧ください。
http://www.smartvalue.ad.jp/bc_platform/
(注3)M2M(Machine to Machine)
個別に稼働している機器同士をネットワークでつなぎ、人が操作することなく、リアルタイムに機器間で情報を収集したり、機器を作動させたりするシステム。
(注4)スマートコントラクト
電子的に保存された、自動的に実行される契約・合意・取引などのこと。ユーザー同士が直接契約を交わすためにブロックチェーン技術を使うことが多く、それにより定義された契約は改ざんが不可能になり、人を介すことなく確実に履行することができます。
【会社概要】
会社名 : 株式会社スマートバリュー
代表者 : 渋谷 順
所在地 : 大阪府大阪市西区靭本町2丁目3番2号
設立年月日 : 1947年6月
ホームページ: https://www.smartvalue.ad.jp/
会社名 : シビラ株式会社
代表者 : 藤井 隆嗣
所在地 : 大阪府大阪市西区北堀江1丁目18番17号
設立年月日 : 2015年3月
ホームページ: http://sivira.co/