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"JA外し"の備蓄米契約「理解いただいた」 農相、全中会長と会談


全国農業協同組合中央会の山野徹会長と小泉進次郎農相が会談しました。この会談は非公開で、終了後、山野会長はJAグループを代表しての挨拶と説明しました。話題の一つは、政府の備蓄米の流通に関することです。小泉氏は、高騰する米価格を抑制し、日本国内の米離れを防ぐために、備蓄米の放出方法を変更しました。この変更は、JAを排除するような形で、大手小売業者に随意契約を行う内容です。小泉氏は消費者の米離れを防ぐことにおいてJAと共通の理解を得たと述べ、山野会長もこれに同意しました。一方、小泉氏は過去に農協改革を巡ってJAグループと緊張関係にあったとされています。

 全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長は29日、農林水産省で小泉進次郎農相と会談した。非公開で行われ終了後、山野会長は記者団に「大臣の就任に当たり、JAグループを代表してあいさつに伺った」と説明した。JAグループが落札した一般競争入札による政府備蓄米の流通について、「一刻も早く店頭に並んで消費者の手に届くように、というのは我々も全く同じ考え。一体となって取り組む」と述べた。

 小泉氏は備蓄米の放出方法について、集荷業者を対象にした入札から大手小売業者などを対象にした随意契約に変更した。事実上の「JA外し」とされる。

 小泉氏は随意契約に変更した理由について、高騰するコメ価格を抑制し国産米離れを防ぐのが目的だと強調する。

 こうした思いを念頭に、小泉氏は記者団に「山野会長から、消費者のコメ離れを防ぐ、この思いは同じだということで、ご理解をいただいて話し合いができた。生産者の皆さんにも、安心したメッセージを送ることになるのではないか」と話した。

 小泉氏は過去には、農協改革を巡ってJAグループをけん制。緊張関係にあった。【中津川甫】

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