また、私たち人類は、海のめぐみを享受すると同時に、海の厳しさを乗り越えることで繁栄してきました。そして現代では、人間活動に伴う環境への影響が、海でも様々な変化として顕在化しています。
私たちの身近にある「海」の誕生から現在を多様な生物の紹介とともに解き明かし、さらには海との未来を考えていく特別展を開催します。
海で生まれ、進化し、海のめぐみとともに生きてきた生物の姿を知ることで、私たちが今後どのように海と関わっていけばいいのか、そのヒントも見つかるかもしれません。
■海展・4つのポイント
*どうして地球には水があるの? 海の誕生と生命の起源に迫る。
*日本の海は世界の海の縮図?! 多様な生物を育む日本の海を解き明かす!
*旧石器時代から海洋開発の最前線まで―― 人類は、いかにして海からめぐみを得てきたのか。
*人類が海に与えている影響とは? 海の今と向き合い、海の未来を考える。
■展示構成
【第1章 海と生命のはじまり】
そもそも、地球になぜ海が存在するのかを理解するためには、地球における水の起源を解明しなくてはなりません。地球の水の起源物質は、小惑星「リュウグウ」から得られた試料の分析から多くの新知見が得られつつあります。
本章では、始原的隕石から太陽系惑星に至る水の起源、地球史における海の誕生と進化、そこで育まれた現在の私たちにつながる初期生命の生態系について最新の研究成果と標本を使って紹介します。
◎生命起源の場、約40億年前の深海熱水活動域をジオラマで再現!
【第2章 海と生き物のつながり】
日本列島周辺の海は、現在の地球の海を特徴づける要素が、ほぼ全て揃っていると言われています。プレートの沈み込みに伴う海溝沿いの超深海から非常に活動的な火山列島などの沿岸域まで、多様な地形で構成されているためです。
そして、そこを流れる世界最大規模の海流である黒潮は、単に海水の移動にとどまらず、エネルギーを輸送し、日本周辺の気候に影響を与え、陸上を含めた多様な生物を育んでいます。
本章では、日本列島周辺の海底を形作るプレート運動や火山活動などの活動的な地学現象、黒潮を含む海流が生み出す大規模な海洋循環を解説し、それらが生物の分布や多様性にどれほど影響し、大きな広がりが生まれているのかを紹介します。
◎高さ約4.7m!ナガスクジラの上半身標本が会場に出現。
クジラの“潜る・浮かぶ”の垂直運動「ホエールポンプ」が海にもたらす効果とは?
◎黒潮と親潮が育む日本の海の豊かな生態系。多数の剥製や標本で解説!
※3章以降の詳細は出典元のプレスリリースをご確認ください。
■チケット情報
2024年1月12日(金)10:00よりチケット販売開始
【入場料(税込)】
一般 1,800円(1,600円)/高大生 1,000円(800円)/小中生 500円(300円)
※カッコ内は前売り料金
※前売り券の販売は3月15日(金)まで
【チケット販売先】
◎電子チケット
アソビュー!/美術展ナビチケットアプリ/e+(イープラス)/ローソンチケット/チケットぴあ/CNプレイガイド/セブンチケット/楽天チケット/Boo-Wooチケット
◎前売券・当日券
栄プレチケ92/名古屋市金山観光案内所、オアシス21iセンター/名古屋市科学館ミュージアムショップ(前売券のみ)
■スペシャルチケット
「センジュナマコ」ぬいぐるみ付き前売りチケット
深海生物「センジュナマコ」を再現した本展オリジナルグッズのぬいぐるみ(サイズ約30センチ、販売価格1,980円)が付いたお得な前売りチケット。ふわふわな触り心地と、思わず握りたくなる管足がクセになる一品です。
料金 :1枚 3,000円(税込)
購入方法:e+(イープラス)で、先着100名
※受付は2024年1月12日(金)10時~(なくなり次第終了)
※「センジュナマコ」ぬいぐるみは特別展「海―生命のみなもと―」開催期間中、会場内の特設ショップでお渡しします。お渡しには購入時に発券される引換券が必要です。
■開催概要
展覧会名 : 特別展「海―生命のみなもと―」
Special Exhibition The OCEAN -The Origin of Life
会期 : 2024年3月16日(土)~6月9日(日)
休館日 : 毎週月曜日、4月19日(金)、30日(火)、5月7日(火)、17日(金)
※ただし、4月29日(月)、5月6日(月)は開館
開館時間 : 9:30~17:00(最終入場は16:30まで)
会場 : 名古屋市科学館 理工館地下2階イベントホール
愛知県名古屋市中区栄二丁目17番1号
(芸術と科学の杜・白川公園内)
アクセス : ・地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」下車、4・5番出口から南へ徒歩5分
・市バス「広小路伏見」下車徒歩5分
・名鉄バス「白川公園前」下車徒歩5分
主催 : 名古屋市科学館、海洋研究開発機構、NHK名古屋放送局、NHKエンタープライズ中部、読売新聞社
特別協力 : 国立科学博物館
お問い合わせ: 名古屋市科学館 (TEL:052-201-4486)
※展示内容、会期等は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
(出典元の情報/画像より一部抜粋)
(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)
※出典:プレスリリース