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カンヌが認めた天才子役の将来に リリー・フランキーが「グレたりしないでね、マジで」と心配


本年度、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選ばれた日本映画『ルノワール』のジャパンプレミアが6月3日に開催され、主要キャストと監督が出席した。主演の鈴木唯は、カンヌ国際映画祭で「注目すべき10人の才能」に選出され、その喜びを素朴に表現。一方、共演者のリリー・フランキーは、注目されすぎないようにとアドバイス。また、鈴木は初めてカンヌのレッドカーペットを歩いた感激を語り、ジュリエット・ビノシュとの出会いについても言及した。彼女の演技を評価し、今後多くの国で映画が上映されることへの期待が寄せられている。

本年度、日本で唯一カンヌのコンペティション部門に選出され大絶賛された映画『ルノワール』(6月20日公開)。そのジャパンプレミアが6月3日に都内映画館で実施され、主演の鈴木唯、共演の石田ひかり、リリー・フランキー、中島歩、河合優実、坂東龍汰、そして早川千絵監督が参加した。

11歳の沖田フキを演じた主演の子役・鈴木は、先日行われた第78回カンヌ国際映画祭で「カンヌ国際映画祭が選ぶ注目すべき10人の才能」に選出された。これに鈴木が「なんだかよくわからないけれど、凄いなー!と思います」と素朴な感想を述べると、フキのお父さん・沖田圭司役のリリーは「老婆心ながら…なるべく注目されないように生きていくのがいいよ。おじさんもカンヌのコンペティションのレッドカーペットを3回歩いているけれど、一回も注目されていないから。慎ましく悪目立ちしないようにするのが大事」とアドバイス。「注目されたりしてグレたりしないでね、マジで」と心配すると、鈴木は「グレないです!大丈夫です!」と元気に大笑いだった。

改めてリリーは鈴木の天才ぶりに触れて「彼女の瑞々しいお芝居プラス唯ちゃんの何かになりかけている人間の途中を記録した生々しさが映画に乗っかっている。これは注目されてしかるべきだし、これから各国で本作が上映されたら色々なオファーが来るはず。…グレたりしないでね。真っ当に生きるのも大切だよ」とすっかり保護者モードだった。

また人生初となるカンヌのレッドカーペットを歩いた感想について鈴木は「一言で言わせていただくと感無量。人生初のレッドカーペットはとても嬉しくて緊張したけれど楽しくて、ワクワクドキドキが止まらず、一生の思い出になると思います」と感激しきり。フキのお母さん・沖田詩子役の石田も共にレッドカーペットを歩いており「コンペ出品が決まってからずっと夢のような気持ちで過ごしていて、今でも夢心地でカンヌの余韻の中にいます」としみじみしていた。

期間中は、審査員長を務めたフランスの超大物女優ジュリエット・ビノシュにランチ時に偶然出会い、鈴木が直接質問をしたという。「演技はどうやっているんですか?と質問しました。『演技はただそこにいるだけが大事で第5感以外で自分なりの第6感、第7感を作れるといいね』と言ってくれました」とその様子を回想。その場にいたリリーは「ジュリエット・ビノシュもこの子だったら伝わるだろうという事を言ってくれたね」と振り返り、同じく石田も「真剣に答えてくれていました」と大物女優の神対応に感謝していた。

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