一般的に甘いものは高カロリーで肥満の元になるイメージがあります。確かにケーキやチョコレートなどの甘い洋菓子は高カロリー。しかし、ケーキのカロリーが高いことは甘さとは関係ありません。ケーキが高カロリーなのは、脂質が多いことに原因があるのでした。
ケーキのカロリーと甘さは関係ない
甘いショートケーキは、100gあたり344kcalあります。そのうち、脂質によるエネルギーが126kcalを占めています。同じようにチョコレートも100gあたり557kcalありますが、そのうち脂質によるエネルギーは306kcalです。
一方、和菓子は甘いにもかかわらず、カロリーはそれほど高くはありません。たとえば大福もちは、100gあたり235kcalとケーキより少ないカロリー。それは脂質が5kcalと少ないからです。
つまり、ケーキのカロリーが高いことと甘さは関係がないということ。もし甘さ控えめのケーキがあったとしても、カロリーはそれほど変わることはないのでした。
ケーキよりも和菓子がおすすめ
ここで体脂肪の蓄積や肥満につながるのは、あくまでも摂取かカロリー。摂取カロリーが消費カロリーを上回れば肥満につながりますし、逆に消費カロリーを下回ればダイエットになります。
すなわち、ダイエットに取り組むときは食品の味覚にとらわれてはいけないということ。甘さを基準にしないで、カロリーと脂質の摂取量をチェックするようにしましょう。
なお、ダイエットでおやつを食べるならケーキなどの洋菓子よりも大福もちなどの和菓子がおすすめ。脂質が少ないだけでなく、糖質も吸収されにくいレジスタントスターチが多く含まれているからです。