筋トレ中に息を止めたまま強い力を発揮すると、血圧の急上昇や立ちくらみを引き起こす可能性があります。一方で、高重量を使用する筋トレは、息を止めたままのほうが正しい姿勢をキープしやすくなります。筋トレ効果を最大化するには呼吸法にも注意する必要があるのです。
筋トレ効果を上げる一般的な呼吸法
筋トレ効果を最大化するには、使用重量や経験度などに応じて呼吸法を適切に選択することが大切。一般的には、ウェイトを上げるときに息を吐き、下げるときに息を吸う方法が推奨されています。
これは筋トレ中に息を止めたまま強い力を発揮することで、血圧の急上昇を避けることを目的としたものです。初心者や中高齢者に多く用いられる、筋トレ効果を上げる一般的な呼吸法です。
とはいえ、すべての筋トレがこの呼吸法で効果が最大化するわけではありません。たとえばバーベルなどの高重量を上げる筋トレです。息を止めることで胴体内部の腹腔内の圧力が上昇して姿勢が安定。より大きな力を発揮できます。
筋トレ効果が呼吸法を変えてアップ
スクワットも高負荷で行う場合には、息を止めて行う呼吸法を採用するのが効果的。姿勢の安定するだけでなく、より大きな筋力発揮に役立ちます。
一方で、バーベルを腰の高さまで上げるような筋トレの場合、効果を最大化するならウェイトを上げるときに息を吸います。というのも、ウェイトを上げるときに胸郭が広がって、肺に空気が入りやすくなるからです。
こういった筋トレでは、ウェイトを上げるときに息を吸い、ウェイトを下ろすときに息を吐く方法を採用します。このように筋トレのメニューによって、呼吸法を変えたほうが効果がアップするわけです。