腰痛の原因は大きく3つあります。椎間板と椎間関節、仙腸関節です。比率にすると、それぞれ「4:4:1」となります。そこで、腰痛の原因を自分でチェックする方法を紹介しましょう。痛みが出るポイントによって腰痛の原因を絞り込んでいくことができます。
腰痛の原因を自分でチェックする
腰痛の原因を自分でチェックする方法の1つめは、圧痛チェックです。うつ伏せになって腰まわりの2つのポイントを自分で押してみます。自分で押しづらいときは、パートナーに頼むとよいでしょう。
押す力の入れ具合は、全力の半分くらい。骨盤の上あたりにある脊椎付近で痛みがあれば、それは椎間板か椎間関節に原因があります。骨盤上部にある突起の下付近で痛みが出たら、仙腸関節が原因です。
もう1つは、前屈&後屈チェックです。立った姿勢から前屈と後屈を交互に行います。前屈したときに痛みが出たら椎間板、後屈して痛みが出たら椎間関節が腰痛の原因です。
ふだんの生活で腰痛の原因を特定
これは前屈すると脊椎が曲がって前に圧力をかける形になり、背骨の前面にある椎間板が原因の可能性が高いということ。後屈すると脊椎の後ろにある脊椎関節に圧力がかかるため、痛みが出ると椎間関節が原因となるわけです。
このチェック方法を応用すれば、ふだんの生活のなかで腰痛の原因を特定することができます。前かがみになったときに痛むなら椎間板、後ろに反ったときになら椎間関節が原因ということ。女性が生理中に腰痛になるようなら、仙腸関節が原因と考えられます。
あくまでも腰痛の原因を自分でチェックする方法は簡易的なもの。前屈のときに腰痛がおきても、実際に受診すると椎間関節が原因だった…というケースもありま。医師の診断をちゃんと受けるようにしましょう。
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