活動休止会見を見て、嵐を好きになりました。これはいけないことですか?」
2019年1月27日。列島を激震させた嵐の“活動休止会見”を受け、誰もが「私と嵐」というテーマを胸に下ろしたことと思います。それこそ「身を裂かれるように辛い」と思った人も、はたまた「私は何も感じない」と思った人もおられましょう。
さまざまで当然なのですが、なかには「このタイミングで嵐を好きになってしまった」という人もいるようです。そんな新規ファンのひとり、マサミさんからDMをいただいたのでご紹介します。
「今まで、まったくと言っていいほど嵐、というかジャニーズに興味がありませんでした。でも最近、中学生の娘が好きになったことをきっかけに、以前より嵐に注目するようになりました。そのさなか、あの休止会見を見て彼らの誠実さに触れ、すべり落ちるように惹かれてしまいました。もちろんコンサートに行ったこともないので、これを機にファンクラブに入ろうとしたのですが、娘が友達に“今まで好きでもなかったくせに、休止するからFCに入るとか迷惑!”と言われたというのです。
今、このタイミングで嵐を好きになるのはいけないことですか? 新規がFCに入ることは迷惑で、あきらめるべきなのでしょうか……?」
私は“惚れたときこそ、入り時”だと思いますので、いつだろうが“入会の頃合い”を人様に指図される言われはないと思います。休止会見がきっかけだろうと、そのとき「ぜひFCに入って応援したい」と思ったのなら、遠慮なく入るべきです。
叩かれるのは「チケット争奪戦になるだろうから一口乗っておこう」とか、「レアな公演に参加して自慢したい」とか、「当たったら転売しよう」といった下心で入会する人たちで、純粋なファンは何ら気にすることはないと思います。
嵐に限らず、古参のファンの中には新規ファンを疎ましく思ったり、“◯◯出”などと呼んで見下す人もいます。たとえば、大ヒットしたドラマ「花より男子」(松本潤さん主演)をきっかけにファンになった人を、“花男出”といってからかうといったように。
彼女らの言い分としては、「今まで彼らの素敵さに気づかなかったくせに、流行ったからって飛びつかないでよ!」というところでしょうが、誰でも“何かのきっかけで嵐を好きになってFCに入る”のですから、気にすることはありません。
逆に嵐ほどの大御所だとて、常に新規ファンが増え続け、気持ちよくFCに入会できる状態を維持できなければ、しだいに衰退していく未来は避けがたいもの。嵐が今後2年を輝いて駆け抜け、さらにその先のよき展開を望むなら、今からFCに入って応援するのは、とても意味のあることではないでしょうか。
しかしながら、すでに発表された2019年のコンサート「ARASHI Anniversary Tour5×20」(最終公演は12月25日・東京ドーム)は新規会員より既存会員が優遇される旨発表されましたし、申し込みは締め切られています(※1)。ただ、現在の会員数も280万人超(※2)とされていますから、既存会員とて必ずしもチケットを手にできるかわかりません。入会の目的が「今年のコンサートに行くため」ならもう間に合いませんが、入会すれば今後の公演の申し込み資格は得られますし、会員限定コンテンツや会報も楽しめます。
誰かに「なぜFCに入ったの?」と聞かれたら、「あの会見のとき、心を鷲づかみされちゃって!」と答えたらいいのでは。直近のライブには行けずとも、嵐には簡単に味わいつくせないほどの楽曲も、映像も、たんまりあります。ゆっくり堪能してみてはいかがでしょう?
「けしからん」のはあなたでなく、どんなときも人を魅了せずにはおかない5人組――嵐のほうなのですから。
堂々と、応援していいと思います。