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「夫の言動がアヤシイと思ったので…」妻たちが実践した"脅威"のテクニックとは




 



■あえていつもより優しくしてみる

 



いつもは言わない労りの言葉をかけてみる、夫の好きな料理を一品追加など、「あえて優しくしてみた」のはユキさん(39歳)だ。



 



「なんだか夫の様子がおかしい。サービス残業が増えたと言い訳しているけど、なんだか生き生きしているし、スマホばかり気にしているし。そこで帰ってくるたび『お疲れさま』『いつもご苦労様』と声をかけていたら、1ヶ月ほどで通常に戻りました。以前より私や子どもたちに気を遣っているみたい。やっぱりアヤシイ状況にあったのではないかと思います」



 



転ばぬ先の杖が効いたのかもしれない。実際、そういう立場にあった男性(43歳)もこう言う。



 



「家に帰っても妻が子どもを叱る声が耳障りだし、僕の居場所は家庭にはないような気がしていた。そんな時期、ふっと他の女性に気持ちがいった。深い関係ではなかったんだけど、妻が何かを察したのかいきなり優しくなった。子どもたちが寝てから、初めてデートしたときのことなんかを話し出したりして。僕もつい思い出して、やっぱり家庭を大事にしなければと踏みとどまったことがあります」



 



あえて優しくしてみる手法、案外効果がありそうだ。



 



 



■不倫による悪影響を吹き込む



 



夫の様子が変だと思ったら、カマをかけるついでに不倫による悪い情報を吹き込むのもひとつの手かもしれない。



 



「私はスマホを肌身離さず持っている夫に、『最近、なんかいいことあった?』とカマをかけてみました。夫は『別に』と言っていたけど、少したってから『そういえば、〇〇さんの家ね』と子どもの友だちの名前を出し、そこのご主人が浮気して奥さんが相手の女性に数百万円の慰謝料を請求したとか、他の家では離婚になって一家離散、ご主人は養育費を払いながらも子どもには会えないなど、不倫が発覚することでどれだけみんなが悲しい思いをするかという情報を吹き込んでみました。決め手は『子どもがかわいそうよねえ』のひと言」



 



カナコさん(42歳)の夫はそれ以降、不審なところがなくなったとか。人は先々の見通しもないままに、ふらっと恋に落ちることがある。恋は魔物なのだ。そんなとき、ふっと立ち止まることができる妻からの現実的な言動があれば、舞い上がりかけた心も落ち着くのではないだろうか。


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