ロッテが9日、佐々木朗希投手(23)のポスティングによるメジャー挑戦を容認し、移籍に向けた手続きを開始すると発表した。
松本尚樹球団本部長が取材に応じた。「ずっと以前から言っていたように、入団当初から毎年その都度いろいろ話してきまして、今年で5年ということで、いろんな話を総合的に判断してことし容認しました」と説明。
「毎年思いは一緒なんですけど、とにかく早く行って勝負したいと。若い年齢で勝負したいとはずっと入団当初から言っていましたので、そういう話をずっとやってきた。本人は1日でも早く、若い時に行きたいという話だったのでその思いが年々強くなっていったという話だった。また今年もその思いが強くなったということ」と佐々木本人の希望を語った。
佐々木は23歳で、今オフに移籍するなら、球団の承認を得てポスティングシステムを利用するしかなかった。
ただ、25歳未満の移籍は、現行の大リーグの労使協定によりマイナー契約のみで、年俸も低く抑えられる。「そこは意識せずに本人とずっと話してきましたので、それは別として本人の思いの強さとか、最終的に判断して容認した形です」と本人の意見を尊重した。「日本代表でもありながら、ロッテの代表でもありますので、世界で頑張ってほしい」と語った。