リモートワークなどでイヤホン需要が高まっている昨今、低価格で品質のよいイヤホンを探している人も多いのではないでしょうか?今回はダイソーで買える100円から1,000円までのイヤホン15種類を、実際に聴き比べてレビューします!つけ心地や音漏れの有無なども詳しくお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ダイソーのイヤホンを徹底比較!もっともコスパが高いのはどれ?
2021年12月現在、ダイソーで購入できるイヤホンは100円〜1000円(税別)の価格帯で、実に30種類以上ものラインナップがあります。片耳タイプからBluetooth搭載の完全ワイヤレスイヤホンまで種類も豊富。家電量販店では数千円〜数万円するイヤホンがお手頃な価格で手に入るとあって、ダイソーでも人気を集めているアイテムなんです。
今回は、100円・200円・300円・500円・1000円(税別)のイヤホンを15種類、実際に使用し聴き比べてみました。マイク付きのイヤホンでは、サブ機を使って通話音質のチェックもしています。
試聴環境はiPhone 12 proと、ハイレゾ音源を聴くことのできるSONYのウォークマン NW-A50です。iPhoneで有線タイプのイヤホンを使う場合は、Lightning端子への変換のためApple純正のヘッドフォンジャックアダプタを使用しました。
筆者は邦楽・洋楽問わずロック・ファンク系のベース音が響くタイプの音楽が好みなので、低音がくっきりするイヤホンがあれば嬉しいなぁと思い、今回は邦楽・洋楽それぞれ1曲ずつ、普段からよく聴いている曲で聴き比べてみました。
参考までに、筆者は有線タイプ・無線タイプのイヤホンをそれぞれTPOに合わせて使い分けしています。閉塞感がちょっぴり苦手なので、普段はインナーイヤー型のものを愛用しています。
オーディオは好みのわかれる分野なので、わかりやすいよう音質・音量・つけ心地・遮音性について、以下の通り5段階で評価してみました。参考にしていただければ嬉しいです!では、行ってみましょう〜!
音質:★★★☆☆(高いほど音質がいい)
音量:★★★☆☆(高いほど音量が大きい)
つけ心地:★★★☆☆(高いほどつけ心地がいい)
遮音性:★★★☆☆(高いほど遮音性が高い)
100~200円の低価格帯イヤホン7種を聴き比べ
ダイソーには、100~200円(税別)の低価格帯イヤホンが数多くラインナップされています。ダイソー公式のオンラインショップでも、20種類ほどの低価格帯イヤホンの取り扱いがありました。それぞれ店舗により品揃えが違うので、特定のイヤホンを買いたい場合は複数店舗確認する必要があるかもしれません。
今回筆者は3店舗まわって見つけた7種類の低価格帯イヤホンを聴き比べてみました。
1. ステレオイヤホン リール式 カナルタイプ
ケーブルがリール式になっており、断線しにくい構造なのが嬉しい「ステレオイヤホン リール式」。カラーはブラック・ホワイトの2色です。リールの取り出しやすさ・戻しやすさもスムーズでコードの長さは短めなので、リール式にこだわりがある人におすすめです。
音質は全体的にガサガサする感じがありましたが、お値段と機能性を踏まえれば十分及第点だと思います。音量は大きめなので、音を大きくすると若干音漏れが気になるかもしれません。音量を上げて使うと、何を聴いているかまではわからなくても、周囲の人にはシャカシャカと音が聞こえるような印象です。
音質:★★☆☆☆
音量:★★★★☆
つけ心地:★★☆☆☆
遮音性:★★☆☆☆
<商品情報>
商品名:ステレオイヤホン リール式 カナルタイプ
価格:110円(税込)
接続方法:有線
イヤホンの形:両耳用
装着方法:カナル型
マイク:なし
コードの長さ:0.7m
2. スマートフォン イヤホンマイク
110円で通話もできる片耳イヤホンです。コードの中程には表面にボタン、裏面にマイク機能がついたリモコンがついているので、耳元で通話と終話、音楽の再生と停止を操作することができます。
片耳タイプなので音楽をゆったり聴くのには向きませんが、この値段で通話ができるのは大きい!大声で話さなくても、マイク部分でしっかり声を拾ってくれました。通話をメインに使いたい場合は、コスパもよく便利だと思います。
音質:★☆☆☆☆
音量:★★★☆☆
つけ心地:★★☆☆☆
遮音性:★★★☆☆
<商品情報>
商品名:スマートフォン イヤホンマイク
価格:110円(税込)
接続方法:有線
イヤホンの形:片耳用
装着方法:カナル型
マイク:あり
コードの長さ:0.9m
3. ステレオイヤホン 密閉型 ブリリアントタイプ
イヤホンに大きめのガラスストーンが埋め込まれた「ブリリアントタイプ」。おしゃれなイヤホンって、ちょっと前までは数千円しましたよね……!100円ショップのイヤホンはお値段重視、デザインまでは期待できないと思っていた筆者、いい意味で裏切られました。今回筆者が選んだのはパステルパープルですが、ピンクやホワイトもありました。ガラスストーンはいずれも透明です。
イヤホンに角度がついているので、カナル型はあまり得意ではない筆者でも付けやすく感じました。音質はちょっぴりシャカシャカと軽い印象があるので、デザイン重視!という人におすすめです。
音質:★☆☆☆☆
音量:★★★☆☆
つけ心地:★★★☆☆
遮音性:★★★☆☆
<商品情報>
商品名:ステレオイヤホン 密閉型 ブリリアントタイプ
価格:110円(税込)
接続方法:有線
イヤホンの形:両耳用
装着方法:カナル型
マイク:なし
コードの長さ:1m
4. ステレオイヤホン カナル式 フラットコード
1.2mと110円イヤホンの中ではしっかりと長さのあるコードが嬉しいこちらのイヤホン。イヤホンのコードはカバンやポーチの中で絡まりやすく、気づいたら断線してしまうこともありますよね。こちらのコードは「フラットコード」を謳うだけあって平らになっており扱いやすいです。
音質はちょっとこもったような感じがありますが、値段としては十分かなと思います。少し気になったのは、コードに手や服が触れると触れた音や触覚が大きく反響すること。音量を上げて使う分には気になりませんが、小さめの音で音楽を聴いていると反響音が気になるかもしれません。
音質:★☆☆☆☆
音量:★★★★☆
つけ心地:★★☆☆☆
遮音性:★★★☆☆
<商品情報>
商品名:ステレオイヤホン カナル式 フラットコード
価格:110円(税込み)
接続方法:有線
イヤホンの形:両耳用
装着方法:カナル型
マイク:なし
コードの長さ:1.2m
5. ステレオイヤホン ジッパータイプ
デザイン性とコードの絡みにくさを同時に解決した、遊び心のあるイヤホンがこちら。売り場では見つけられなかったのですが、色はブラックもあるそうです。コード部分がジッパーになっているので、使わない時はジッパーを上げておけば絡みにくくて安心です。おもちゃっぽいデザインなので、ラフなファッションに合わせると可愛いはず!
音質もなかなかのもので、110円イヤホンの中では最もくっきりした音だと感じました。全体的に軽い印象はありますが、低音〜高音までバランス良く聴こえるので実用性も高いと思います。
音質:★★☆☆☆
音量:★★★★☆
つけ心地:★★★☆☆
遮音性:★★★☆☆
<商品情報>
商品名:ステレオイヤホン ジッパータイプ
価格:110円(税込み)
接続方法:有線
イヤホンの形:両耳用
装着方法:カナル型
マイク:なし
コードの長さ:1m
6. リモコンマイク付き カナル式イヤホン
通話ができる両耳タイプのイヤホンがこちら。現在ダイソーで購入することのできるマイク付きの両耳イヤホンとしては、こちらと次に紹介する猫型イヤホンが最安値だと思います。
ボタンには2つ点がついていますが、音量の上下などはできません。1回押しで音楽の再生・停止、電話の応答・終話、2回押しで次の曲へ、3回押しで前の曲へと操作することができます。
通話音質は、片耳タイプのイヤホンよりもくっきり聞き取りやすく、値段の差を感じます。音楽を聴くと少しこもったような感じがあるので、どちらかと言えば音声通話をメインとしたイヤホンなのかな?という印象を受けました。
音質:★★☆☆☆
音量:★★★☆☆
つけ心地:★★★☆☆
遮音性:★★★☆☆
<商品情報>
商品名:リモコンマイク付き カナル式イヤホン
価格:220円(税込み)
接続方法:有線
イヤホンの形:両耳用
装着方法:カナル型
マイク:あり
コードの長さ:1.2m
7. イヤホン(猫型、マイク付)/Earphones Cat with microphone
猫のシルエットが可愛いリモコンマイク付きイヤホン。操作方法はひとつ前にご紹介した「リモコンマイク付き カナル式イヤホン」と同じく、1回押しで音楽の再生・停止、電話の応答・終話、2回押しで次の曲へ、3回押しで前の曲へと操作することができます。
音質は少々のっぺりした音になる印象を受けるので、音楽鑑賞よりも通話や動画の視聴に向いているイヤホンです。人の声をメインに聴きたい場合には、十分使えると思います。
黒猫ちゃんタイプも売っていましたよ!一見、なんの変哲もないイヤホンのようで実は猫型、というさりげなさが筆者的にはグッときました。
音質:★★☆☆☆
音量:★★★☆☆
つけ心地:★★★☆☆
遮音性:★★☆☆☆
<商品情報>
商品名:Earphones Cat with microphone
価格:220円(税込み)
接続方法:有線
イヤホンの形:両耳用
装着方法:カナル型
マイク:あり
コードの長さ:1.15m
300円のイヤホン6種を聴き比べ
300円(税別)のイヤホンは同じようなケースに入って販売されていますが、型番ごとに音質の特徴が異なります。「高音質」を謳うだけあって、どれも先ほど紹介した低価格帯イヤホンに比べ音質が良いのが特徴です。
音質以外にも、色やイヤホン部分の角度などに細かな違いがあるので、購入時にはしっかり確認してから選ぶのがおすすめです。
8. 高音質ステレオイヤホン マイク付 HQ-004
「HQ-004」は、バランス型の高音質イヤホンです。マイク機能付きのリモコンには、再生や通話を操作できるボタンや音量の調節ができるスライドスイッチがついています。こちらはイヤホン部分に角度がついているので、ストレートタイプよりもつけ心地が良く感じました。
音楽を聴くと、音質の違いは歴然。細かな違いはあれど、330円イヤホンシリーズになると、ぐっと音質が良くなるように感じました。有名ブランドのイヤホンに比べると全体的にふわっと軽めの音にはなりますが、数千円で購入できる廉価版のブランドイヤホンと大きな違いはないと思います。
音質:★★★★☆
音量:★★☆☆☆
つけ心地:★★★☆☆
遮音性:★★★★☆
<商品情報>
商品名:高音質ステレオイヤホン マイク付 HQ-004
価格:330円(税込み)
接続方法:有線
イヤホンの形:両耳用
装着方法:カナル型
マイク:あり
コードの長さ:1.2m
9. 高音質ステレオイヤホン マイク付 HQ-002
「HQ-002」は、イヤホン部分がまっすぐになっているタイプ。パーツも落ち着いた印象のピンクゴールドで、ちょっぴり高級感がありますね。
なお、こちらのイヤホンではウォークマンのボタン操作はできませんでした。他の330円シリーズでは操作できたので個体差もあるかもしれませんね。
「HQ-004」に比べると低音にフォーカスしている印象です。中〜高音は少しこもったような印象があるので、ずっしりした音が好きな人におすすめです。
また、HQシリーズはこの後にレビューする「AL-00Xシリーズ」に比べると少し音量が小さめなので、大きめの音が好みの方はALシリーズを購入するほうが良いかもしれません。
音質:★★★★☆
音量:★★☆☆☆
つけ心地:★★☆☆☆
遮音性:★★★★☆
<商品情報>
商品名:高音質ステレオイヤホン マイク付 HQ-002
価格:330円(税込み)
接続方法:有線
イヤホンの形:両耳用
装着方法:カナル型
マイク:あり
コードの長さ:1.2m
10. 高音質ステレオイヤホン 迫力低音+ヴォーカル伸びやか(AL-001)
「AL-00X」シリーズは、パッケージで音の特徴を確認することができます。低域・中域・高域・迫力・解像度の5つのバランスから、好みの音質を選ぶことができます。アルミ製で軽く、つけ心地が良いのも魅力的です。「HQ-00X」シリーズに搭載されていた音量のスライドボタンはありません。マイクはついているので、通話は可能です。
「AL-001」は、「迫力低音+ヴォーカル伸びやか」という、低域・中域を重視したバージョン。イヤホンに傾斜がついているのはこの001のみです。全体的にくっきりした音なので、ヴォーカル曲を聴くならこちらがおすすめです。ロック系の音楽が好みの筆者としても、001の音質がかなり好みでした。
音質:★★★★☆
音量:★★★★☆
つけ心地:★★★☆☆
遮音性:★★★★☆
<商品情報>
商品名:高音質ステレオイヤホン 迫力低音+ヴォーカル伸びやか(AL-001)
価格:330円(税込み)
接続方法:有線
イヤホンの形:両耳用
装着方法:カナル型
マイク:あり
コードの長さ:1.2m
11. 高音質ステレオイヤホン すっきり クリアな高音域(AL-003)
「すっきり クリアな高音域」のキャッチコピーがついた「AL-003」は、ピンク色の本体が可愛らしいイヤホンです。カラーバリエーションはシリーズによって異なる様子。筆者が今回訪れた店舗では、暖色系はこちらの003のみでした。
全体的にパキッとした音質で、シャカシャカ感も抑えられています。低価格帯イヤホンにありがちなこもった感じもありません。バランスの良い音質なのでどんな曲でも聴きやすいですが、アイドル曲などをくっきりした音で楽しみたい人に特におすすめです。
音質:★★★★☆
音量:★★★★☆
つけ心地:★★★☆☆
遮音性:★★★★☆
<商品情報>
商品名:高音質ステレオイヤホン すっきり クリアな高音域(AL-003)
価格:330円(税込み)
接続方法:有線
イヤホンの形:両耳用
装着方法:カナル型
マイク:あり
コードの長さ:1.2m
12. 高音質ステレオイヤホン オールマイティ バランスタイプ(AL-004)
「AL-004」は「オールマイティ バランスタイプ」というだけあって、全体的に落ち着いた印象です。くっきりした印象には欠けますが、高音から低音まで、フラットに聞き取ることができます。左右のバランスもよいのですが、高音・低音などに特化した他のシリーズに比べると少しぼんやりした感じを受けるかもしれません。
ALシリーズの中では、通話の音質はこちらが最も聞き取りやすく感じました。通話やYouTube動画などの視聴に使う場合には、特におすすめできるイヤホンです。
音質:★★★★☆
音量:★★★★☆
つけ心地:★★★☆☆
遮音性:★★★★☆
<商品情報>
商品名:高音質ステレオイヤホン オールマイティ バランスタイプ(AL-004)
価格:330円(税込み)
接続方法:有線
イヤホンの形:両耳用
装着方法:カナル型
マイク:あり
コードの長さ:1.2m
13. 高音質ステレオイヤホン リズム際立つ 迫力の重低音(AL-005)
「AL-005」は、迫力と低音に特化した「リズム際立つ 迫力の重低音」。ドラムやベースの音が強調されるので、他シリーズに比べ特に違いが分かりやすいように感じました。低音がずっしり響くので、臨場感がありますね。
リズムがくっきりするイヤホンではありますが、ヴォーカルを中心とした中音域も比較的聞き取りやすく、ライブ映像などを聴いても映えます。他の低音重視イヤホンでもままあることなのですが、若干くぐもった印象があるので、好みは分かれるところかもしれません。330円で試すことのできるイヤホンとしては、かなり面白い音質ではないかと思います。
音質:★★★★☆
音量:★★★★☆
つけ心地:★★★☆☆
遮音性:★★★★☆
<商品情報>
商品名:高音質ステレオイヤホン リズム際立つ 迫力の重低音(AL-005)
価格:330円(税込み)
接続方法:有線
イヤホンの形:両耳用
装着方法:カナル型
マイク:あり
コードの長さ:1.2m
500円・1,000円のワイヤレスイヤホンも試してみた!
ダイソーには、500円・1000円(税別)のイヤホンもラインナップされています。ダイソーとしてはちょっぴり高級ラインではありますが、なんと完全ワイヤレスタイプのイヤホンなんです。コスパの良いワイヤレスタイプも試してみました。
14. Bluetooth 高音質ステレオイヤホン
500円(税別)でBluetoothのワイヤレスイヤホンが買えるなんてびっくりしちゃいますよね。こちらのイヤホンには、ホワイトとブラックの2色がありました。本体はプラスチック製ですが、表面はつや消しになっておりチープな感じはありません。紙製の説明書と充電用のマイクロUSBケーブルが付属しています。iPhoneとの接続も、問題なくできました。
YouTube動画を観てみたところ、重たい動画だと若干遅れることもあるかな?と思う程度で、画面とのズレはほぼ気になりませんでした。通話はさらにスムーズで、音の遅れはほとんどなさそうです。電車内でも使用してみましたが、Bluetoothが途切れてしまうようなこともありませんでした。リモコンには、通話・終話と音量のプラスマイナス用のボタンがついています。
音質は「AL-001」に近い中低音を重視したバランス型といった印象です。有線タイプに比べると多少音質は劣りますが、Bluetooth機能はやっぱり便利。左右一体型なので、独立型のワイヤレスイヤホンに比べると自由度は低いものの、イヤホンを無くしにくいのは大きなメリットだと思います。何よりも気兼ねなく使えるお値段なので、試してみて損はないはず!
音質:★★★☆☆
音量:★★★★☆
つけ心地:★★★★☆
遮音性:★★★★☆
<商品情報>
商品名:Bluetooth Earphone ブルートゥース 高音質ステレオイヤホン BT004
価格:550円(税込み)
接続方法:無線(Bluetooth)
イヤホンの形:左右一体型
装着方法:カナル型
マイク:あり
連続再生時間:約7時間
15. 完全ワイヤレスイヤホン(TWS001)
現在ダイソーで購入できるイヤホンのうち、最も高額な「完全ワイヤレスイヤホン」。1,000円(税別)というとダイソーの中ではお高めなアイテムではありますが、このお値段で完全ワイヤレスというのは驚き!デザインもマットなブラックカラーで、使いやすいですね。
イヤホン・充電ケースともに小ぶりなプラスチック製なので、軽く持ち運びやすいのもメリットだと思います。シンプルなデザインなので、シールやステッカーなどで自分好みにカスタマイズしてもいいかも。
説明書のほか、ワイヤレスイヤホン本体と充電ケース、充電用のマイクロUSBケーブルが付属していました。イヤホン本体に物理ボタンがついており、音楽の再生・停止、通話・終話などの操作が可能です。それぞれ左右にコマンドが割り当てられているほか、長押しでSiriなどの音声アシスタントの起動もできるので地味に使えると思います。取扱説明書を持ち歩くのは面倒なので、写真を撮っておくのがいいかもしれませんね。
イヤホン本体には角度がついているので、付け心地もなかなか良い感じです。一度ペアリングしてしまえば、充電ケースから出し入れするだけで接続できます。初回の手間はありますが、2度目以降はスムーズに接続できました。
イヤホン本体と充電ケースには小さなランプがついており、充電中や接続時に光ります。連続再生時間はイヤホン4時間、充電ケース使用で6時間の計約10時間。筆者が試してみたところ、iPhone純正ミュージックアプリの使用で、4時間近く保ちました。
ノイズキャンセル等の機能はありませんが、遮音性も十分。よほど大きな音にしない限り、音漏れはしなさそうです。くせのない音質でバランスの取れた印象なので、人を選ばずに使えると思います。
少ないお小遣いからiPod用の有線イヤホンを購入し、断線させまいと必死に使っていた学生時代を思い出して、あの頃このイヤホンがあったら、相当嬉しかっただろうな〜!と思いました。時代の進化ってすごい……。上位モデルのワイヤレスイヤホンを購入する前に、機能を試したいという場合にもおすすめです。
音質:★★★★☆
音量:★★★☆☆
つけ心地:★★★★☆
遮音性:★★★★☆
<商品情報>
商品名:True Wireless Earphone 完全ワイヤレスイヤホン
価格:1100円(税込み)
接続方法:無線(Bluetooth)
イヤホンの形:完全独立型
装着方法:カナル型
マイク:あり
連続再生時間:約10時間(イヤホン4時間、充電ケース6時間)
検証の結果、もっともおすすめできるのは…?
今回は実に15種類ものイヤホンの聴き比べをしてみましたが、最もハイコスパだと感じたのはズバリ!「Bluetooth 高音質ステレオイヤホン」です。日常使いには十分な音質のワイヤレスイヤホンが500円(税別)で買えるというのは驚きです。こだわるとキリがないのがオーディオ界ですが、お値段を考えたらこれ以上を求めてはいけないと思います。学生時代にあったなら、これをメインにしていたかも。
こちらのイヤホンに限りませんが、惜しむらくはダイソーイヤホンの多くがカナル型であること。筆者のようなインナーイヤー派にはちょっぴり寂しいですが、意外と付け心地の良いものも多くありました。つけ心地がどうしても気になる場合は、別売のイヤーピースをつけることで改善することもできます。
筆者は手持ちのイヤーピースをつけてみたところ、カナル型でもそこまで違和感なく付けることができました。ブランドによっては合わないものもあるので、あくまでも自己責任でお試しくださいね。
コスパ◎!ダイソーのイヤホンは一聴の価値あり
110円のイヤホンでも予想よりずっといい音で驚きましたが、やはり値段に比例して機能や音質がパワーアップしていく印象を持ったダイソーのイヤホン。300円のシリーズになると、移動中などざわつきが気になる場面で使う分には十分なクオリティです。メインとしての使用はもちろん、予備としてポーチや鞄に忍ばせておいても安心できると思います。
店舗によってカラーバリエーションなども異なるので、ぜひお近くのダイソーでお気に入りのイヤホンを探してみてくださいね!
※商品の価格は購入時のレシートを参考にしています。
※店舗や時期によって在庫状況は異なります。また、商品は価格変更や販売終了などになることがありますのでご了承ください。