気候が穏やかになり、外出する機会も増えてくる時期。天気が良い休日は、家族とピクニックをするのもこの季節のならではの楽しみ方ですね。せっかくのピクニック、今年はインスタ映えする「おしゃピク」にチャレンジしませんか。編集部で実際に、アイテムと食材費合わせて3000円以下(!)でできるおしゃピクに挑戦してきました。
おしゃピクとは?
おしゃピクとは、「おしゃれなピクニック」の略語。数年前から徐々に広まってきた言葉ではありますが、2017年以降「インスタ映え」という言葉がトレンド化し、より注目が集まっています。写真に映えるようなアウトドアや食卓を意識した楽しみ方や商品が流行しているなか、ピクニックもおしゃれに楽しむ方が増えているというわけです。
おしゃれさを意識したお弁当やピクニックグッズを利用することで、今年はもっと写真に残したくなるアウトドアを楽しみませんか。撮影が楽しくなるシチュエーションで、素敵な家族写真が撮れる機会にもなりますよ。
トータル3000円で実現! おしゃピク用に購入したもの紹介
おしゃピクはやってみたいものの、ちょっとしたレジャーに高い金額はかけられないのが現実。今回はママ、パパ、子ども2人の家族4人でのおしゃピクを想定して、気軽にチャレンジできる価格帯の食材とアイテムを購入しました。トータル費用は何と3000円! 安くても"高見え"するアイテムを吟味したり、おトクな価格の食材を購入することで実現できますよ。
購入費用を安く抑えるコツ
1)100円ショップを上手に活用する
100円ショップはおトクの宝庫。おしゃれなデザインの雑貨とたくさん出会えます。また100円ショップではありませんが、「IKEA」や「フライングタイガー」、「3COINS」などのショップも安くてかわいいアイテムを多く取り扱っているのでオススメです。今回は上の写真のアイテムを「ダイソー」と「セリア」で購入し、9点で合計額はなんと900円(税抜)でした。おしゃれアイテムが1000円以下で揃えられ、とっても得した気分です。
2)食材は「ローソンストア100」が強い味方
全国に店舗を展開する「ローソンストア100」は、店内のほとんどの食材が100円で購入できる素敵なスーパー。節約したいときの強い味方です。近くにローソンストア100が無いという方は、100円ショップなどで食材を売っている場合もあるので、うまく利用しましょう。今回はママと子ども用のドリンク2本と、パパ用に第3のビールも忘れずに17点購入し、価格はなんと1,882円(税抜)でした(※米や調味料など、家庭にある基本の食材は購入していません)。
雑貨と食材合わせて、税抜3,000円以下を実現。ちょっとした休日のお出かけにかける費用としては満足のいく価格ですよね。また、ピクニック1回ですべての食材・雑貨を使い切るわけではないので、余った食材は夕飯にまわしたり、雑貨はホームパーティに使用したりと活用できますよ。
コレを持っていけば何とかなる! おすすめアイテム
ここからは、おしゃピクにオススメのものを紹介します。今回購入しなかったもの、あると便利なものも含めていますのでご参考に。
紙皿、紙コップ
紙皿と紙コップはピクニックにマスト。どうせなら気分が高まる形やデザインものを選んで、雰囲気を盛り上げましょう。左のブラウンの紙皿はダイソーで、右の吹き出し型の紙皿はセリアで購入しました。
紙コップは少し大きめでしっかり量が飲めるものを選ぶと、ちょこちょこつぎ足さなくて良いので便利です。こちらはダイソーで購入したものです。
ランチボックス・デリボックス
食べ物は、いつものお弁当箱に詰めるのでは味気ない! お弁当箱を変えるだけで、デパ地下で買ったもののようなおしゃれさが出ます。おいしそうな見た目で、子どもも喜んで食べてくれそうですね。それぞれ左はセリア、右はダイソーで見つけました。
サンドイッチなどのパンは、横に広いランチボックスを利用すると詰めやすいです。複数枚入っているので、余ったら普段のお弁当の時に使っても。購入店のセリアには他にもたくさんのかわいい使い捨てランチボックスが揃っていました。
ピック
唐揚げなど一口でパクッと食べたいおかずは、ピックをさしておくと食べやすくなるのでオススメです。もしピックを発見できなかった場合は、家庭にあるつまようじにマスキングテープを旗型に切って巻くなどした手作り品でも大丈夫。こちらはダイソーで発見しました。この他に、100円ショップで「フォーク」と「プラスチック皿」も購入しました。
家庭にあれば持っていきたいアイテム
他にも、家にありそうなアイテムで役立つオススメ品を紹介します。
ペーパーナプキン
ペーパーナプキンは膝に敷いて服に汚れが付くのを防止したり、手を拭いたりと何かと活躍します。ピクニックだけでなくホームパーティの演出にも役に立つので、もし持っていない場合は追加購入しても良いですね。100円ショップやバラエティショップだと、100円~200円程度でかわいい柄のものが購入できます。
カッティングボード
こちらは3COINSで発見した人気のカッティングボード。家庭ではおつまみをのせたり、パンをのせたりと、一つあると何かと使えます。おしゃピクではお菓子やデザートをのせるのに活躍。ナチュラルで温かい雰囲気を演出できますよ。
ガーランド
木がある場所でピクニックをするときなどは、ガーランドを持っていくのもオススメです。このアイテムがあれば一気におしゃれ感がアップし、非日常ムードが演出できます(※木に結び付けても問題ないかなどは、場所のルールをよく確認してください)。
花・ドライフラワー
ナチュラル感を出してくれる花は、マストではないもののあるだけで雰囲気が変わります。荷物にならない程度の大きさのドライフラワーやスワッグなどを持って行っても良いですね。
手拭き、消毒用アルコール
こちらはおしゃれさを演出してくれるアイテムではなく、首尾よくピクニックをするために用意しておくと便利なもの。ピクニックをする場所の近くに手洗い場がない場合は、手拭きや消毒用アルコールを持参すると便利です。
なお、今回のおしゃピクでは「家庭から持ち込むアイテム」(予算に組み込んでいません)として、バンダナ、カッティングボード、ミモザのドライフラワーを持っていきました。
おすすめメニュー
パパッと簡単に作れてそのうえ写真映えもするメニューって、意外と悩みませんか。編集部イチオシのメニューは次の通り。基本の調味料以外は、ローソンストア100で購入した食材を使用して作っています。
おしゃれな見た目にキュン「デコいなり」
ちょっぴりニヒルな表情がかわいい、くまモチーフのデコいなり。顔はスライスチーズと家にあるのりで作れるので意外と簡単です。お箸でつかめるので、子どもでも食べやすいですよ。
作り方はこちらの記事をご覧ください→子どもが大喜び!案外簡単「#デコいなり」がにくいかわいさ
簡単なのにかわいい「ロールパンサンド」
こちらも簡単に作れるロールパンサンドに、チーズとのりで目玉をトッピング。とぼけた表情で食べるのが惜しくなってしまいそうですね。手でつかんで一口で食べられるので、外でも食べやすいメニューです。
作り方はこちらの記事をご覧ください→「#ロールパンサンド」で”朝ごパン”やお弁当をかわいくおしゃれに楽しもう♪
ボリューム感抜群「唐揚げ」
唐揚げに使う鶏モモ肉も、ローソンストア100でとってもお安くGETできました。ボリューム感があってお弁当にもばっちり。家族みんなが喜ぶおかずです。いつものおかずも、デリボックスや紙コップに詰めてピックをさすとおしゃれに見えるのでぜひお試しを。
ビタミンたっぷり「ぎゅぎゅう焼きサラダ」
カラフルな野菜を容器にぎゅうぎゅうと詰め、オリーブオイルと塩胡椒をかけて焼くだけ。とってもシンプルな作り方なのに、味は抜群です。ごろごろと大きめに野菜を切っておくと、お弁当でも食べやすいですよ。野菜の種類は何でもOKですが、色鮮やかになるようチョイスするとおしゃピクらしくなります。
カラフルで華やかに「フルーツ」
最後に甘いものが食べたくなったら果物はいかがですか。そのままごろんとカッティングボードなどにのせると、写真が一気に華やかになるのでおしゃピクには欠かせません。
のどが渇いたときには「ジュース&ビール」
喉がよく乾く子どものために、飲み物は少し多めに購入しておきましょう。電車や徒歩で行ける場所の時は、パパ用にお酒も特別に用意してあげても。でも、ビールやワインはちょっと高いので…第3のビール(ローソンストア100で130円程度)をチョイスしました。なお、今回は麦茶とオレンジジュースを選択しましたが、サイダーを買っておくとフルーツと合わせてフルーツサイダーになるので、また違った楽しみ方もできますよ。
おしゃピクのポイント
「おしゃれなアイテムは買ったけど、おしゃれに見せる方法がわからない…」そんなお悩みを抱える方も多くいらっしゃるのでは。そんな時は以下のポイントを参考にしてください。
アイテム購入時: メインカラーとテーマを決める
かわいいからといってデザインやカラーがバラバラだと、統一感が出ずにちょっと残念な様子になってしまいます。今回は「黄色」をメインに、「水色」をアクセントカラーにしてアイテムを購入。またテイストも「アメリカンポップ」をテーマにして揃えることで、統一感を出しました。
アイテム購入時: 大中小いろいろな大きさのアイテムを揃える
写真を撮ったとき、アクセントが無いとのっぺりした雰囲気になってしまいます。簡単にアクセントを出す方法としては、アイテムの大きさを統一しない、というのがオススメです。大き目の紙皿を用意したり、小さなデリボックスを用意したりと、大きさでアクセントを付けましょう。またアイテムの素材を変えて変化を出しても良いですよ。
盛り付け時: 彩りを意識して食材を使用する
お弁当は特に意識をせずに作っていくと、唐揚げやいなりずしなど茶系のアイテムばかりになりがちで、地味な印象に。カラフルな野菜や果物を取り入れるようにし、色に変化を出しましょう。今回はぎゅうぎゅう焼きで明るい印象の鮮やかなおかずを取り入れました。
飾りつけ・撮影時: 全体の間隔を寄せる
写真を撮るときは料理やお皿を集めて感覚をあまりあけないようにディスプレイしましょう。スカスカだとにぎやかさが出ず、写真を撮ったときちょっと物足りない見た目になってしまいます。どこに何を置くか考えながら、盛り付けたり置いたりするのもおしゃピクの楽しみの一つです。
家族で楽しむ「おしゃピク」のコツ、バッチリおさえられましたか。気候の良い時期に室内にばかりいてはもったいない。思い出に残る家族写真を撮るためにも、ちょっと頑張っておしゃれさを取り入れたピクニックをしてみましょう。