starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

松本幸四郎「これ以上幸せがない」 9月「菅原伝授手習鑑」初役で仁左衛門に教えを請える喜び


「秀山祭九月大歌舞伎」「通し狂言 菅原伝授手習鑑」の取材会を行った市川染五郎(左)、松本幸四郎

松本幸四郎(52)が22日、都内で、長男市川染五郎(20)とともに、「秀山祭九月大歌舞伎」(9月2~24日、東京・歌舞伎座)で出演する「通し狂言 菅原伝授手習鑑」の取材会を行った。

Aプロ、Bプロの2パターンの配役で上演され、幸四郎は昼の部Bプロで、「筆法伝授」「道明寺」の場で、菅丞相(菅原道真)を初役でつとめる。菅丞相は、現在、片岡仁左衛門だけが演じている役で、Aプロでは仁左衛門がつとめる。

幸四郎は「本当に松嶋屋のおじさま(=仁左衛門)とダブルキャストでとは思ってもいなかったので、すごく驚きがありました。おじさまに教えていただけることは、これ以上幸せがないというくらい喜びでいっぱい。おじさまの菅丞相をしっかりと次につなげるための役目となるようつとめたい」と話した。仁左衛門が演じる菅丞相については「拝見してても菅丞相にしか見えない。芸のすごさ、行き着くところと」とした。

7月には、松竹座に出演中の仁左衛門を訪ねて、2時間ほど話を聞く機会もあった。「おじさまは、太宰府(天満宮)さんと道明寺さん、湯島天神には行かれると聞いたので、太宰府さんにプライベートで行って参りました。そういうことをすればできる役かというとそうではないと思いますが、気持ちだったり、人間性が出る役だと聞きました」と話した。ただ、今回、仁左衛門は京都・北野天満宮をお参りしており、幸四郎は「ニュースで知ってびっくりしました」と笑っていた。

扮装(ふんそう)のスチール撮影も行った際のことを、幸四郎は「涙止まらなかったです。せりふを頭の中で言いながら写真を撮っていただいたという感じも不思議な時間でした」と振り返り、感慨を語った。

秀山祭は、幸四郎にとっての曽祖父初代中村吉右衛門をたたえる興行。菅丞相は初代吉右衛門も演じたことのあるゆかりのある役でもある。

武部源蔵、梅王丸を初役でつとめる染五郎は「身に余る大役。誰がどう見ても身に余る役。びっくりというか、うそでしょ、間違いだと思いました。特に源蔵(役)なんかはびっくりしましたし、自分なんかが歌舞伎座でつとめていいのかという思いでした。今の自分の100%を注ぎ、自分の覚悟と源蔵の覚悟と重なって見えればいい」と語った。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.