
俳優谷原章介が14日、MCを務めるフジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。生まれつき左手の指がない甲子園球児、横山温大外野手(県岐阜商3年)のプレーに、「ハンディなんかみじんも感じさせない」と称賛した。
横山は11日の1回戦、日大山形戦では7番右翼手として先発出場。2安打1打点の活躍で、同校16年ぶりの初戦突破に貢献した。
ふだんの練習姿を見ていた谷原は、「体幹がすごいね。下半身、内転筋、インナーマッスルがすごい」とその体つきをほれぼれとした表情で眺めていた。守備では右手にグラブをはめ、捕球したら素早く左脇に挟んで右手で球をつかんで投げる。
1990年代のMLBでは先天性右手欠損のサウスポー、アボット投手がいた。彼の捕球から返球への動作は「アボット・スイッチ」と呼ばれていた。外野手の横山の場合、より守備範囲が広い。「アボットっていたもんね。野手ってすごいですね」と驚いていた。
県岐阜商は15日の第4試合で東海大熊本星翔と対戦する。