
女優菅野美穂(47)がホラー界のドジャース大谷翔平になる!? 8日、都内でダブル主演映画「近畿地方のある場所について」(白石晃士監督)初日舞台あいさつに出席。「他ジャンルにはない表現ができるからホラー映画は好き」といい、恐怖を表現するために「骨付き肉を生で食べるような、肉食の女性になりきってやりました。振り切る! フルスイングで、大谷翔平! みたいな感じでした」と笑いを誘った。舞台上では早くも迫真の演技で観客を震え上がらせた。「振り切った演技でないと瞬発力が養われない。勉強になりました」と夏の暑さを吹き飛ばす特大ヒットを狙う。
フルスイングの“怪談”でも観客の心を揺さぶった。ひんやりする怖い話を求められると「私は霊感がないけど、霊感がある人は未知なるものがいる場所で臭いを感じるらしい。それで、ここ何日か家にいると生臭い臭いがする」と深刻な顔で語った。続けて「映画の公開が近づいたから何かが来たのかな…と思ったら、暑さで排水溝の水がかれて下水の臭いが戻ってきただけだった」と“特大ファウル”で笑いに包んだ。
同じく主演の赤楚衛二(31)も出席した。【野見山拓樹】