
菅野美穂が20日、東京・新宿ピカデリーで行われた、赤楚衛二(31)とのダブル主演映画「近畿地方のある場所について」(白石晃士監督)大ヒット御礼舞台あいさつで、22日に48歳の誕生日を迎えることを受けて、作品をイメージした、生首が真ん中についた巨大な“バースデー生首ケーキ”を贈られた。その中から突然、女性が飛び出すと、菅野は、ブラックマヨネーズ小杉竜一(52)ばりに「顔、向こうに向かなくていいかなと思ったら.ヒーハー!!」と叫び、仰天した。
この日、トークの中でSNSに寄せられたファンからの「1番、怖いものは?」との質問に、菅野は「幽霊」と答えていた、そのことを受けて「冷や汗をかきました。一番、怖いのは幽霊と人間かも知れない。明後日、誕生日ですけど、忘れられない誕生日」と笑った。
「近畿地方のある場所について」は、発行部数70万部を突破した背筋氏の小説の実写化作品。赤楚が、行方不明になったオカルト雑誌の編集者を探す同僚編集者の小沢悠生、菅野はオカルト雑誌の編集者・瀬野千紘を演じた。8日から全国343館で公開され、11日までの初週4日間で興収4億4000万円、31万8000人を動員。今年公開のホラー映画の3日間のオープニング成績としては、動員・興行収入ともに「事故物件ゾク 恐い間取り」「ドールハウス」を超えて1位を記録し25年NO.1ホラー映画となった。前日19日時点で興収10億円、動員75万人突破したと聞き、菅野は「うれしいですね」と喜んだ。
菅野はイベントの中で、怖かったことを聞かれると「朝5時15分ころ、アサガオに水をやったら、ビビビビと! セミが、なぜか鉢植えの土の上で羽を休めて…怖くないですか? 何で、うちの鉢にいるんだろう? 怖かった」と笑いながら振り返った。
◆「近畿地方のある場所について」 行方不明になったオカルト雑誌の編集者が消息を絶つ直前まで調べていたのは、幼女失踪、中学生の集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件や怪現象の数々だった。彼はなぜ消息を絶ったのか? 今どこにいるのか? 同僚の編集部員・小沢悠生(赤楚衛二)は、オカルト雑誌の編集者・瀬野千紘(菅野美穂)とともに行方を捜すうちに、恐るべき事実に気がつく。それらの謎は、“近畿地方のある場所”へとつながっていた。