
スポーツライターの小林信也氏が8日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜午後1時55分)にリモート出演。第107回全国高校野球選手権大会に出場中の広島・広陵高校で、野球部員の暴力行為があったことについてコメントした。
広陵高は6日、今年1月に野球部内で上級生から下級生への暴力行為があったと公表。被害に遭った1年生がその後転校したことも明らかになった。学校側はこの事案について高野連に報告。高野連は同野球部に厳重注意処分を下した上で、甲子園出場の判断に変更はないとしている。
小林氏は「暴力の内容がかなり悪質なんです。いまだにこういうことが高校野球部の中で起こっているというのは本当にガッカリだし、あきれる思いがします」と落胆。高野連の厳重注意処分について「甘いと思われる方も多いと思うんですが、実はここ数年高野連の対応はずいぶん変わってきて。かつての連帯責任というのはなるべくやめようと。各個人の処分とか、チームとしてはなるべく試合に出られるように変えてきたんです」と変化を語った。
処分の一方で「問題なのは、学校が報告した暴力の内容が果たして真実だったのかとSNS上で問題になっていて。それが今になってかなり問われている」。学校側の調査はあくまで学校主導によるもので「日本高野連は学校の調査を受けて判断するだけ。第三者委員会もあくまで学校がやっている」とし、「皆さんが思っている高野連のリーダーシップと現実が違う。(問題発覚時の)プロトコル(手順)という意味では、日本高野連はこの辺の決まりをもう少し整備しないと時代に追いつかないのかな」と話した。