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【甲子園】名門激震 暴力事案に揺れる広陵が出場辞退 堀校長「深くおわび申し上げます」謝罪


開会式で入場行進する広陵ナイン(2025年8月5日)

暴力行為をめぐって広陵(広島)の堀正和校長が10日、兵庫・西宮市内で取材対応し、第107回全国高校野球選手権大会の出場辞退を発表した。

午後1時過ぎ。堀校長がテレビカメラ計5台、約50人以上の報道陣に囲まれ、「第107回全国高等学校野球選手権大会において、広陵高校の2回戦以降の出場を辞退することを決定いたしました」と明かした。この日に大会本部に「出場辞退」を申し入れ、了承された。「今大会に出場しているチームのみなさま、高校野球ファンのみなさま、大会主催者である日本高等学校野球連盟、朝日新聞社、広島県高等学校野球連盟、各方面のみなさまに多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことを、深くおわび申し上げます。誠に申し訳ございません」と深々と頭を上げた。

今年1月22日に部員間で暴力を伴う不適切な行動が発生。日本高野連にも報告し、3月5日の審議委員会で指導が決定。野球部には厳重注意、当該部員には1カ月間の公式戦出場禁止が下された。被害生徒は3月末で転校。ただ、今大会の直前、SNS上で保護者とみられる投稿から騒動が一気に拡大された。大会本部は8月5日、同校に既に厳重注意したことを公表。同6日に広陵は謝罪文を出し、大会本部も同日「出場の判断に変更はない」としていた。

さらに、8日に学校公式HPを更新。野球部の暴力行為を巡るSNS上の事案について現状を報告した。SNS上で元部員が監督とコーチ、一部の部員から23年に暴力や暴言を受けたと取り上げられているが、同校は24年3月に被害申告を受けたものと説明。調査の結果、「指摘された事項は確認できませんでした」とした。さらに、元部員から今年の2月に広島県高野連と日本高野連に情報提供があり、事実関係の調査を実施。「指摘された事項は確認できませんでした」とし、元部員の保護者の要望に応じて同校が6月に第三者委員会を設置。現在調査を進めていると説明していた。

7日の旭川志峯(北北海道)との初戦では3-1で勝利し、2回戦進出を決めていた。試合後、中井哲之監督(63)は「みなさんにご心配をかけたんですけど、こうして夢舞台の甲子園に立てて、子どもたちが全力でプレーできたことに感謝しかありません」とし、「粛々と全力を尽くすだけなので」と話していた。

名門、広陵が負けずして聖地を去る。あまりにも、あっけない幕切れとなった。

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