
衆院議員や東京地検特捜部副部長を務めた弁護士の若狭勝氏が16日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。静岡県島田市の病院で37歳女性看護師にけがをさせたとして傷害の疑いで静岡県警に現行犯逮捕・送検された女優広末涼子(44)が、釈放されたニュースをめぐり「朝方6時台の釈放は極めて異例中の異例」とし「検察の『お寒い』対応か、広末さん側の要請か」と背景を推察した。
若狭氏は「朝一番で釈放できるっていうことは、昨夜、釈放すればできることはできるということ」と指摘。それでも15日夜でなく16日午前6時台に釈放したことについて、「捜査機関、検察庁が、夜よりは朝の方がいいと単にそう思って朝にした、とすると、検察庁としてはあまりに『お寒い』。通常の人権感覚上、問題があるんじゃないか。やっぱり一夜置くというのはかなり問題があるということになると思います」と語った。
一方で、もう1つの可能性として「広末さん側からの要請で、昨夜だとマスコミが結構、ずっと待機しているということで、マスコミのフラッシュを浴びる。ですから、朝方であればそれほどいないだろうということで、朝方にしてくれと要望があったのだとしたら、要望を受け入れたということに過ぎない。ということ」とも解説。「いずれにしても、朝一番の釈放は、かなり異例中の異例です」とまとめた。