お笑いコンビ、霜降り明星の粗品（32）が14日、自身のYouTubeチャンネルを更新。定番企画「1人賛否」内で、中居正広氏の女性への性暴力を端に発したフジテレビ問題で、第三者委員会からヒアリングされていたことが明らかになった、とんねるず石橋貴明（63）について言及した。
同企画は「最近のSNSニュース斬った」のタイトルで、粗品自身の意見ではなく、あくまで「コント」と前置きした上で最新の話題についてツッコミを入れていく。
週刊文春電子版は9日、第三者委報告書が指摘した類似事案に登場する「有力な番組出演者」は石橋で、フジ女性社員がセクハラ被害を受けたと報道。事務所は、セクハラの有無は「分からない」としている。
文春が石橋に関して報じたのは、中居氏の性暴力を認定した報告書に登場する「重要な類似事案＜2＞」について。女性社員は10年以上前、男性社員から呼び出されて「有力な番組出演者」との会食に参加したが、途中で2人きりにさせられた。別の店に移動後、番組出演者は下半身を露出。危険を感じた女性はその場から立ち去ったという。
粗品は一連の経緯を説明した上で「10年以上前にそんなことがあって。それが石橋くんやったんじゃないか、みたいなうわさですね。これは報道です」と前置きした上で「石橋くんや石橋くんじゃないとしても、ちょっと言わしてもらいますけど」と切り出した。
「まぁ有力番組出演者って言ってるんだから、演者の誰かなのは間違いないわけで、これ石橋くんじゃなくても、俺はそんな芸能界、間違ってると思うよ」と言葉に力を込めた。
続けて「男の芸人として、まぁ昭和気質のお笑いとか、破天荒な芸能界とかを、肯定した方がやっぱりこう何やろな？ 芸人仲間からも評されるし、やっぱ同性のファンもつくやろうし。異性のおもんないファンも離れるやろうし。何かと得すること多いと思うんですけど、間違ってると思うな、正直」と語った。
さらに「僕はイキリたくないんですよ、この女性の味方で、いやこういうのはよくないだろうって声を上げるやつは、イキってもいるやんか？ まぁそれが正しいとしても。だからあんまり自分は言いたくないんですけど、まぁ。さっき言ったような理由で得することの方が多いのは分かんねんけど、まぁやっぱ間違っていると思うな」とした。
最後に「真面目に面白いこと追求してるやつ、少ないんちゃうかなって思いますし、だんだんそういう世界ってのが分かってきた感じですね。まぁそれでも頑張っているやつ、いっぱいいるんですけど…めっちゃはおらんわ。少ないですね、正直」と締めくくった。
