
鹿児島市のニューセンチュリーレコードが、23年に73歳で亡くなった歌手八代亜紀さんの若い頃のヌード写真を特典に付けてベストアルバムを発売予定であることを受け14日、八代さんの所属していた事務所がコメントを発表した。
発表などによると、3月中旬に内容を把握して以降、弁護士や遺族ら関係者と対応を検討。ニューセンチュリーレコード側に内容証明を送ったが、この日までに返答がないという。さらに、名誉毀損(きそん)やわいせつ物頒布(はんぷ)等罪などを視野に入れて警察にも相談しているとしている。
八代さんのヌード写真封入が発表されて以降、インターネット上では「八代さんの尊厳を守れ」「リベンジポルノを阻止する」などの発売中止を求める声が相次いでいる。近田春夫、眉村ちあきらの歌手、アーティスト、タレントらもSNS上で販売への反対を表明。こうした声を受けてか、大手レコード店のオンラインショップやECサイトも予約・販売ができない措置を取っている。