
ミュージシャンで音楽プロデューサーの近田春夫(74)が11日、X(旧ツイッター)を更新。23年12月に急速進行性間質性肺炎で73歳で亡くなった、八代亜紀さんのアルバムとして、鹿児島市のニューセンチュリーレコードが21日に発売予定の「八代亜紀 お宝シリーズ 第一弾 忘れないでね」に、八代さんの若い頃のヌード写真が封入されることに言及した。
近田は「『#八代亜紀さんの尊厳を守れ』“私的写真”封入アルバムに止まらぬファンの怒り…販売元は『受けて立つ所存』と徹底抗戦」との見出しが付けられた記事を引用し、「記事の通りなら恥を知れニューセンチュリーレコード!最低だよ」と同アルバムの発売元に対する怒りをあらわに。続くポストで「このCD買う人も同罪だよ。軽蔑するね」とつづった。
「八代亜紀 お宝シリーズ 第一弾 忘れないでね」について、ニューセンチュリーレコードは公式サイトで「雨の慕情」など10曲が収録されていると紹介。また、「お宝として八代亜紀が24~25歳の時に同棲していたT社のNディレクターによってポラロイドカメラで撮影されたフルヌード写真2枚が掲載されています 八代亜紀の初めてのヌード写真です」と、八代さんの若き日のヌード写真がお宝だと宣伝している。
ただ、Xをはじめインターネット上では「死者の若かりし頃のプライベートヌード写真を封入したCDを発売するのはおかしい」「レコード販売店は販売しないで欲しい」「故人の裸でもうけようとするレコード会社も写真を欲しいと思う人間も軽蔑」など、批判の声が相次いでいる。さらにオンライン署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」には「八代亜紀さんの尊厳を保護し、リベンジポルノを阻止する」と題したオンライン署名が立ち上がった。