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元フジアナ長野智子、古巣は「企業として終わってる」編成ラインによる意思決定の異常さを指摘


元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子が「Mr.サンデー」に出演し、中居正広氏をめぐるフジテレビの対応を批判した。特に、被害女性Aを巡る対応が適切でなかったと指摘し、意思決定が限られたメンバーによって独断で行われている状況に懸念を示した。さらに、性暴力被害者への対応が専門家ではなく、女性管理職に丸投げされていることを問題視し、組織としてのコンプライアンスの欠如を非難した。第三者委員会の報告書は中居氏による性加害を認定しており、これらの問題が浮き彫りになった。

フリーアナウンサー長野智子(2017年撮影)

元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子(62)が6日、フジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜午後8時54分)に生出演。中居正広氏の女性トラブルに端を発した「フジテレビ問題」について、自身の見解を述べた。

生討論内では被害女性Aをめぐる対応の意思決定について議論した。女性Aの対応は当時のアナウンス室部長の女性管理職Fに相談窓口として丸投げされた一方で、意思決定は編成制作局長のG氏が掌握。G氏から当時の港浩一社長、大多亮専務との3人で形成された「編成ライン」に広げられ、対応方針の意思決定が行われた。

MCの宮根誠司から「Gさんがプライベートにおいて、男女間のトラブルと認識してるっていうのはどうですか」と聞かれた長野は「この話を私は信じられなくて。というのも、Fさんという、Aさんの上司の方がいらっしゃるんですが、彼女にケアを丸投げするんですけど、被害者のAさんの。その彼女のケアしている人の話さえ聞かず、3人の同質性の高い編成ラインと言われるメンバーが勝手に独断的に判断しているっていう」と語った。

そして「そこにコンプライアンス室はない。これは企業として終わってると思います」とバッサリ切り捨てた。

さらに「すごい大事なところなので他の業界の人にも聞いてほしいんですけど、性暴力を受けた人の揺れ動く気持ちだとか、ナーバスになってることって、基本的知識がないとできないと思うんです。Fさんという女性だからという理由で、丸投げでケアをさせているという、これは他の企業でも同事案があった場合には、専門家が対応するシステムをつくらないといけない」と語った。

3月31日に公表された第三者委員会の調査報告書は394ページに及び、元フジテレビアナウンサーAさんに対する中居氏の性加害を認定した。

番組MCは宮根誠司、進行は同局の藤本万梨乃アナが担当。この日の出演者はノンフィクションライターの石戸諭氏、経済ジャーナリストの後藤達也氏、東大准教授の中野円佳氏、元フジテレビアナウンサーのジャーナリスト長野智子、弁護士の橋下徹氏、社会学者の古市憲寿氏。

同番組はこの日から放送時間を拡大。通常の午後10時開始から、同午後8時54分開始に前倒しし、午後11時09分までの2時間15分となった。昨年12月まで午後9時台は中居氏がMCを務めていた「だれかtoなかい」が放送されていた。

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