
テレビや映画、舞台で活躍した喜劇俳優の芦屋小雁(あしや・こがん=本名・西部秀郎=にしべ・ひでお)さんが28日午前6時、老衰のため京都市の自宅で死去した。91歳だった。京都市出身。告別式は4月5日午前11時から京都市中京区「かもがわホール」で行われる。喪主は妻寛子(ひろこ)さん。
10代で兄の故芦屋雁之助さんと漫才コンビを結成。兄弟で「番頭はんと丁稚(でっち)どん」に出演し、お茶の間の人気者になった。フジテレビ系ドラマ「裸の大将放浪記」シリーズで画家・山下清役を演じた雁之助さんが04年に死去後は、兄の当たり役を受け継ぎ、舞台で演じた。
18年に認知症であることを公表。その後もテレビ出演や講演活動を続けていた。