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蒼井優(39)が、アニメ映画「それいけ! アンパンマン チャポンのヒーロー!」(6月27日公開)でゲスト声優を務めることが17日、分かった。「夫はすごくうらやましがっていて」と南海キャンディーズ山里亮太(47)から羨望(せんぼう)のまなざしを向けられる一方「娘は私がアンパンマンの世界に入ると伝えたら混乱してしまうと思いまして伝えていません」と、22年8月に生まれた2歳の長女には内緒。「バレないように頑張りたいと思っています」と笑みを浮かべた。
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蒼井は、高校時代の同級生で親友の上戸彩(39)が昨年の前作「-ばいきんまんとえほんのルルン」でゲスト声優を務めた際「『いいな』と思っていた」とし「すごくうれしいです!」と出演を喜んだ。同アニメは娘も大ファンだといい「『アンパンマンが生まれた日』のアニメが大好きで、50回以上見ています。『生きてるパンをつくろう』をいつも歌ってます」と明かした。
劇中では、出会ったアンパンマンを兄のように慕う男の子チャポンを演じる。「こんなに勇気のある子に声を吹き込めるのはとても幸せ。私たち大人がとても考えさせられるテーマを描いている。娘が大人になった時に見て感じることが変わると思いますし、娘の未来を考えることができる作品」と意義を感じている。
「アンパンマン」は、育児においても欠かせない存在だ。「イヤイヤ期の時があって、娘はばいきんまんは意地悪だと思っているので『ばいきんまんなの?』と聞くとプリプリ怒りながら『ハヒフヘホ~!』って言うんです。意識をアンパンマンの世界に連れて行くことで、楽しい娘が戻ってくるのが最近よくありまして」と近況を明かした。そして「ばいきんまんの『ハヒフヘホ~!』に救われています」と感謝した。
娘との思い出作りにも一役買っている。「娘が1歳の時、コキンちゃんが好きで、ハロウィーンでコキンちゃんの格好をさせてあげたかったんですけど、売ってなくて自分で作りました。手作りの青いズボンと青いトップスに手作りで尻尾をつけて、リボンを作って。すごく娘が喜んでくれてうれしかったです」と母の顔を見せた。
自らのヒーローは? と聞かれると「夫もそうですが、今は娘の命を守ってくれている人たちが私にとってのヒーローです」と、かみしめるように語った。
◆「それいけ! アンパンマン チャポンのヒーロー!」 不思議な男の子チャポンが、空から落ちてきた。自分がどこから来たのか分からなかったチャポンだったが、パトロールをしていたアンパンマンと出会い、一緒に過ごす中で、誰かを助ける喜びを知り「ヒーローになりたい!」と願う。出生の秘密を知るばいきんまんが現れ、衝撃の真実を知ったチャポンは「生まれた意味は自分で決める!」と、ばいきんまんに立ち向かう。