![](https://image.kingsoft.jp/starthome/nikkansports_ent/2025-02-16/508edcef2fd74455695adfe80c692097_lg.jpg)
お笑いコンビ、ねじれネジが、24日に初単独ライブ「高卒ストレート」を東京・西新宿ナルゲキで開催する。根〆紀満(ねじめ・かずま、24)と、とっきー(25)は福岡・香椎工の同級生。2021年(令3)に4月に結成して、プロとして活動を始めた。
根〆は「元々は単独ライブとかを目指すのではなく、メディアに出たい、テレビに出たいということで頑張っていたんです。だけど、舞台で知られるK-PROの所属である以上、ここでちょっと気合を入れて、今までやってきたものをいろんな人に広く届けたいなということで開催します」と話している。
1時間半の公演で、計25本のネタをやる。「ショートネタを連続で入れたりしているんですけど、幕あい映像を入れたりして、スピーディーに転換していきます。お客さんの期待に応えるように気持ちの一体感を表現できるライブが目標です」と話している。
コミカルに体を動かしながらボケるとっきーを、根〆がコントロールして笑いを生む。ネタ作りは2人で動きながら作る。根〆は「僕がいろいろな案を出して、2人で話し合いながら形にしています」。とっきーは「根〆君がネタの案をホワイトボードに書いて行くんだけど、読めない文字で書くんです。自分でも読めなくなったりしています」と笑う。
香椎工では1年生から、ずっと3年間同じクラス。当時からお笑い芸人志望だった根〆は「2人で学園祭みたいのにコンビで出たりしていました。僕は本当にずっとバイトをしてて、芸人になるための資金を稼いでいました。それで上京してお笑いの養成所に入りました。だけど全然駄目で、とっきーを誘いました」。
とっきーは「高校卒業してバイトしてたんですけど、大手の会社に就職が決まって川崎で小麦粉の工場で働いてました。だけど、ずっと網戸の掃除をやらされて、それが退屈になった頃に、根〆が芸人に誘ってくれて楽しそうなのでOKしました」と振り返る。
2人で活動するようになって、しばらくはフリーとしていろいろなライブに出演した。根〆は「月に15本くらい、エントリーフィーを払って出演させてもらうようなライブに出ていました。その中でK-PROのライブに出させてもらって児島気奈代表に出合って、一緒にやらせてくださいってお願して、21年に所属させてもらいました」。
児島代表は「うちはライブの開催を手がけていくうちに、経験のある芸人が所属するようになってきたのですが、新人としてはねじれネジが初めて。うちに入って、初めてプロになった感じですね。ただ、初めて会った時は、めちゃくちゃとがってて、俺たちをどうしてくれるんですかみたいな(笑い)。俺たちのやりたいお笑いできるんですかみたいな、結構強気な若手ではありました」。
根〆が憧れたのはさまぁ~ずだった。「さまぁ~ずさんとかフォークダンスで成子坂さんとかの世代が好きなんです。さまぁ~ずさんが出られているテレビ番組を見て、仲が良くて楽しそうだなと思いました。TBS『リンカーン』とかでダウンタウンに突っ込んでいる三村(マサカズ)さんを見て、この人すごい、めちゃくちゃおもしろいと思って、DVDを借りに行ってはまりました」。
とっきーは「僕は笑い飯さんとか。高校生になって、お笑いを見始めて昔のM-1とかを見ても、笑い飯さんが一番面白かった」。
単独ライブの先にも目標がある。3月14日に東京・LINE CLUB 渋谷で開催される、K-PROで年間最大のライブ「行列の先頭51」だ。ウエストランド、さらば青春の光、ヤーレンズ、マシンガンズなど売れっ子が出演する。「単独ライブだけで満足しません。売れている先輩たちの中に入って、芸を披露したいと思っています」と話す。
アルバイトをせずに生活できている。「K-PROのライブに出て稼ぐお金で、ギリギリではありますが生活できるようにしてもらっています」。笑いに全力投球、熱く燃えている。【小谷野俊哉】
◆ねじれネジ 2021年(令3)4月結成。 根〆紀満(ねじめ・かずま)00年(平12)2月22日、福岡市生まれ。180センチ、65キロ。 とっきー 99年12月21日、福岡市生まれ。165センチ、55キロ。