トランプ米政権で「政府効率化省（DOGE）」を率いる実業家のイーロン・マスク氏（53）が、11日にホワイトハウスで行われたトランプ大統領との記者会見に息子を同席させたことがネットで話題となる中、母親でシンガーのグライムス（36）がマスク氏を批判した。
DOGEが主導して政府職員の削減を進めるための大統領令に署名するのを見届けるため大統領執務室を訪れたマスク氏は、4歳の息子エックス・アッシュ・エートゥエルブ君を肩車して報道陣の前に姿を見せた。
マスク氏が記者団に熱弁を振るう中、キャラメル色のコートを着たエックス君は執務室を走り回り、父親のまねをするなど無邪気な姿を見せ、話題をさらった。ネットでは、エックス君の子供らしい姿に「かわいさがあふれている」と称賛する声がある一方、重要な会議に息子を同席させたことへの疑問の声も上がっていた。
そんな中、2018年にニューヨークで行われたファッションの祭典メットガラで出会ってすぐに恋に落ち、2年後にエックス君を出産した元パートナーのグライムスは、「息子はこんな風に公の場に出るべきではない」とX（旧ツイッター）にコメント。「私は知らなかった。教えてくれてありがとう」とつづり、フォロワーに感謝した。
マスク氏との間に他に3歳と2歳の子どももいるぐグライムスは、親権を巡って争っており、過去にも子どもたちを公の場に連れ出すことに不快感を示し、「考えられるあらゆる方法でそれを認めないことを明確にしてきた」と語っていた。（ロサンゼルス＝千歳香奈子）
