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アーノルド・シュワルツェネッガー、LA襲う大規模な山火事の救済に100万ドル寄付


俳優で元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーが、ロサンゼルスで発生した大規模な山火事の救援活動に100万ドルを寄付すると発表しました。彼は現地の消防署や住宅支援NGOに資金を提供し、企業や裕福な個人に対しても寄付を促しています。シュワルツェネッガーは、自身の画像が入った「LA STRONG」Tシャツをデザインし、販売による収益を全額寄付する計画です。山火事は発生から2週間以上たち、被害が拡大しています。パシフィックパリセーズなどで多くの建物が焼失し、人的被害も出ています。彼自身も被災地の住民として、この危機に対する支援と注意を呼びかけています。

アーノルド・シュワルツェネッガー(19年来日時)

元カリフォルニア州知事で俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー(77)が21日、ロサンゼルスを襲っている大規模な山火事の救済に100万ドル(約1億5500万円)を寄付することをX(旧ツイッター)で発表した。大勢のファンからロサンゼルスを助けるにはどうしたら良いか聞かれるとつづったシュワルツェネッガーは、「私が先頭に立ち、ポケットマネーから100万ドルをロサンゼルス消防署財団、カリフォルニア消防財団、(災害に強いコミュニティ作りや住まいの改善・確保など住宅支援に取り組む)国際NGOハビタット・フォー・ヒューマニティ・ロサンゼルスの3団体に寄付する」とつづった。

続けて「企業やお金持ちが、ファンに寄付を呼びかけるのは好きではない」とも述べた上で、支援Tシャツをデザインしたことを明かした。「馴染みのあるデザインだと思う。ベニスビーチの遊歩道で観光客に売られている定番のお土産をベースにしているが、私の画像が使える点が違う」とつづり、自身のボディビルダー時代の姿に「LA STRONG」のロゴを配したTシャツの画像を公開。収益は100%自身が支援する団体に寄付されると明かし、ファンに協力を呼びかけた。

7日にロサンゼルス西部の高級住宅地パシフィックパリセーズで発生した山火事は、2週間以上が経過した今も鎮火には至っておらず、その間にも新たな山火事が複数発生している。最も被害の大きかった2つの地区で1万2000棟以上の建物が焼失し、少なくとも28人が犠牲となった。

シュワルツェネッガーは被災地となったパシフィックパリセーズに暮らしており、元妻でジャーナリストのマリア・シュライバーさんは8日、「何もかも消えてしまった。私たちの近所も、レストランも」とXに投稿していた。また、愛娘キャサリンさんと結婚した夫で俳優のクリス・プラットは、「(前妻との間の)息子の学校はなくなり、息子の母親の家も全焼した。奇跡的に私たちの家はまだ残っている」と22日にインスタグラムに投稿していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

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