ベティスがマンチェスター・ユナイテッドとブラジル代表FWアントニー(24)の期限付き移籍で完全合意したと、スペイン紙マルカ電子版が24日に報じた。
現在スペインリーグで12位と低迷するベティスは今冬、シーズン後半戦で巻き返しを図るため、新たなFW獲得を目指している。そんな中、マンチェスターUで今季あまり出番のないアントニーが獲得候補に浮上した。
同紙によると、両クラブの交渉は先週末より本格化し、21日に選手の代理人がセビリア(スペイン)を訪れ、契約の詳細を詰めた。最終的に、買い取りオプションなしの今年6月までの期限付き移籍で合意したという。近日中に選手本人がベティスにやって来て契約書にサインをする予定だ。
また同紙は契約内容に関して、ベティスが200万ユーロ(約3億2000万円)弱と見積もられる給料の一部を払うこと、来季の欧州チャンピオンズリーグもしくは欧州リーグの出場権を獲得した場合、追加料金を支払わなければならないこと、そしてアントニーの出場が契約で定められた試合数を下回った場合、金銭的なペナルティーが課せられることを伝えている。(高橋智行通信員)