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ホントは寂しい?不安?睡眠から見えない深層心理を読み取ろう


深層心理は、本人すら自覚していない何気ない言動に表れるという。ちょっとした仕草だったり、ふとしたときのクセだったり、何気ない会話の端々だったり……。そしてそれは夜、寝るときの寝相も例外ではない。自分自身でも自覚できない意識の深い部分にはどんな心の声が隠れているのだろうか。

寝相から読み取れる性格や心の状態とは?

睡眠と深層心理に関して知られているのは、アメリカの精神分析医サミュエル・ダンケルだ。寝相には人間の性格や心理状態が表れるといい、著書『Sleep Position』で下記のように寝相の型を分類している。

・【王様型】

仰向けで手足を程よく伸ばして寝るポーズ。不安がなく、自信があり、おおらか。

・【胎児型】

膝を抱えて小さく丸まって寝るポーズ。自己防衛の意識があり、誰かに保護されたい、守られたい意識がある。

・【半胎児型】

軽く膝を曲げて横を向いて寝るポーズ。バランスの取れた性格でストレスを溜めにくく、性格的にも安定している。

・【うつぶせ型】

ベッドを抱え込むように寝るポーズ。無意識にベッドを支配する姿勢から、自分の思うとおりに物事を進めたい一面がある。自分も周囲もコントロールしたい神経質な気質。

ちなみにイギリスの睡眠研究家であるクリス・イジコフスキー教授も寝相と性格にまつわる研究を行ったことで有名だ。1,000人以上の寝相の調査をし、上記に似た6つのスリープポジションを分類している。

その結果、毎晩違ったポーズで眠る人はわずか5%にとどまり、また、40%のイギリス人は胎児型で寝るということがわかっている。このことからもやはり母親のお腹の中にいた赤ん坊の頃のポーズは万国共通でリラックスできる、無防備の格好なのかもしれない。

寝言に深層心理は含まれる?含まれない?

寝相に深層心理が表れるのであれば、寝言にも心の声が表れそうだが、実際はどうなのだろうか。睡眠障害の専門家曰く、寝言は「レム睡眠時」(脳は起きているが、体は休んでいる状態)と「ノンレム睡眠時」(脳も体も休んでいる状態)に分けられ、一概に深層心理に関係あるとはいえないようだ。

レム睡眠時は夢の内容に関連するものが多く、奇想天外なものが少なくない。一方、ノンレム睡眠時は日常生活に関係するものが多く、負の感情が表れやすいという。

深層心理は繰り返しの夢に表れる?

ちなみに深層心理は普段、意識しているときは自覚できないが、自分自身に危険が迫ってくると、夢という形で繰り返しメッセージを告げてくるという説がある。

心理学の研究で著名なフロイトは著書の中で「夢判断」という言葉を用いて、深層心理と夢の関連性を述べている。最近でこそ、「夢占い」「夢診断」「夢分析」などという表現を聞くようになったが、少なくとも夢の内容と深層心理には何かしらの関係性があるのかもしれない。

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