2022年も12月となり、終わりを迎えようとしています。1年の終わりになると気になるのが、その年に流行した言葉を表彰する「流行語大賞」。今年は12月1日に発表され、大活躍したヤクルトスワローズの村上宗隆選手を称える言葉「村神様」が大賞となりました。
そして、1年間の間に注目を集めた言葉の発表は、業界ごとにも行われています。今回、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME′S」では、住まいに関する年間のヒットワードを番付として発表しました。
LIFULL HOME′S住まいのヒットワード番付
事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULL(ライフル)が運営する不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME′S」は、2022年の住まいに関する消費動向やトレンドなどを振り返り、1年間のヒットワードを番付にした「住まいのヒットワード番付」をこの度初めて発表しました。今回は選ばれたヒットワードを一つずつ紹介していきます。
ヒットワード紹介
・建築資材の価格高騰
東の横綱には、円安やウクライナ情勢などを原因とした「建築資材の価格高騰」が選ばれました。住宅価格の上昇のほか、建築スケジュールに遅延がでるなど住宅業界全体に混乱を与えたことから、不動産業界、消費者ともに関心の高いワードとなりました。
・18歳からの住まい契約
西の横綱は、「18歳からの住まい契約」。 2022年 4月からの成人年齢引き下げにより、 18歳から 1人でも賃貸借契約が結べるようになったため、不動産業界で注目を集めました。
・住宅地価上昇
東の大関には、「住宅地価上昇」が選出。コロナ禍によるテレワークが定着し、住環境への関心が高まったことで、移住の需要が拡大したことが要因となりました。
・不動産DX加速
西の大関には「不動産DX加速」が選出。オンライン内見や不動産取引の電子契約解禁など不動産業界全体でDXが加速した一年でした。
・ワークスペース付きマンション
リモートワークの浸透により、東の関脇となったのが「ワークスペース付きマンション」。リモートワークに配慮したマンションが人気に。
・転職なき移住
リモートワークの定着により、現在の仕事を続けながら郊外や地方へ移住する「転職なき移住」に注目が集まりました。
・事故物件ガイドライン
国土交通省が「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」を策定。事故物件の基準が明確に。
・ZEH-M(ゼッチエム)
消費エネルギー量の収支をプラスマイナスゼロにするZEH-Mの波がマンションに到来。
・住宅関連ドラマ
「正直不動産」や「魔法のリノベ」といった不動産・住宅に纏わるテレビドラマが放送され、業界内でも話題に。
・平屋ブーム
バリアフリーや耐震面から年々増え続ける平屋により西の前頭に「平屋ブーム」が選出。
・木ション
そして、ヒットワードではないものの、気になるワードとして選出されたのが「木ション」。建設時の二酸化炭素の排出を押さえ、脱炭素にも貢献できる点で木造マンションに注目が集まりました。
・核シェルター
こちらも気になるワードとして選出。昨今のウクライナ侵攻や隣国のミサイル発射など世界情勢への不安から、「核シェルター」への注目が高まっているようです。
イエ(家)デミー賞
LIFULL HOME′Sでは、「住まいのヒットワード番付」の他にも、住まいに詳しいスタッフが“家”に注目して観てほしい映画を選出し、12 月1 日の「映画の日」にあわせ、「イエ(家)デミー賞」と題して発表。年末年始に家でゆっくりしながら過ごすという方は、ぜひこちらの「イエ(家)デミー賞」を参考にして映画鑑賞をしてみてください。今回選ばれたのは、以下の4つの作品となります。
いかがだったでしょうか。これを見れば今年の住宅関連のトレンドなどが分かる「住まいのヒットワード番付」。ぜひ来年、再来年も続けていって欲しいと思います。