「ガトーフェスタハラダ」をご存知でしょうか?
ラスクの人気店として、2000年頃の大流行を経て、デパ地下のお土産品のど定番として定着しています。
実はそのガトーフェスタハラダ、ごくかぎられた店舗では、めっちゃおいしいソフトクリームを販売しているんです。東京だと、東京駅構内のグランスタ東京のショップでそのソフトクリームが食べられます。
東京駅構内グランスタ東京地下1階の奥に、ギリシャの神殿風のゴージャス&ロマンチックなお店にある、6席だけのイートインスペースでひっそりと販売されています。ということで、食べてまいりました。
ガトーフェスタハラダのソフトクリームはラスク付き
ガトーフェスタハラダのソフトクリームの商品名は「ソフトクリーム・デ・ロワ」で、3種類のフレーバーがあります。
・ミルク
・ミックス
・抹茶
価格はいずれも税込440円です。
今回はミルクと抹茶のミックスをいただきます。
以前食べた時はチョコレートだったので、ミルク以外のフレーバーは時期によって変更されているようです。
また、帰省ラッシュの時期には販売を休止していたこともあったので、繁忙期には事前に確認をしておくと安心です。
東京駅で王様のソフトクリームに舌鼓
「デ・ロワて何やねん!?」と思って調べたら”王様の”という意味でした。つまりは「王様のソフトクリーム」っていうこと。
なんて自信に満ち溢れた商品名でしょう! 王様を自負しているだけあり、ソフトクリームとしてはかなりゴージャス。
真っ白なトレイに乗せられた、ブランドロゴが金文字でプリントされた半透明の専用カップにたっぷりと美しく巻き上げられたソフトクリーム。サイドにはラスクがまるまる1枚添えられています。
スプーンですくってパクり。しっかり冷えて硬さのある食感。舌で押しつぶすとミルクの風味と抹茶の風味が口の中に広がり、疲れが吹き飛ぶおいしさです。
甘さはかなり控えめで、味わいはしっかりと濃厚。ミルクの香りや抹茶の苦味など、味の端々に高級感が漂います。
食べ始めてもピンと立ってへたらない硬さのあるソフトクリーム。サラサラとしたベルベットのような舌触りは凛として上品。
氷の粒も目視で確認できます。よく冷えたソフトクリームほどおいしくて美しいものはないよ。うん。
ソフトクリームの底にはくだいたラスクが入って、パフェのような味わい
ソフトクリームとラスクを一緒に食べたり交互に食べたりすると、ソフトクリームの量はかなり多いのですが、味に変化がついて飽きずに食べ続けられます。
そもそもこのラスクが単品で食べてもおいしいから、ガトーフェスタハラダはこんな人気店になったわけですし、ラスクは文句なくおいしいワケです。
ザクザクとした食感で味にメリハリがつくし、ソフトクリームの箸休めとしてもぴったり。
しかもカップの底には砕いたラスクが敷き詰められていました。パフェのコーンフレークのように、パイのタルト生地のように、おいしさを土台で支えるクラッシュラスク。
「軽くソフトクリームでも食べるか」と思って食べたはじめたのですが、パフェを食べたような充足感と満腹感を得ました。
さすが王様のソフトクリームと商品名に名付けるだけはあるなぁと関心しきりのソフトクリームなのです。
【関連リンク】
>ガトーフェスタ ハラダ(グランスタ東京公式ホームページ)
(執筆者: 大木奈ハル子)