全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。東京・神保町。日本屈指のカレーの街として知られ、“ボンディ”“共栄堂”“エチオピア”のカレー御三家をはじめ、数多くの名店がひしめく街である。
そんな神保町エリアで、一軒の“町中華”のカレーが大変な人気を博している。“北京亭”である。
1962年創業の老舗。白山通り沿いにあり、黄色地に赤字で大きく店名が書いてある。歩いていても見つけやすいお店だ。町中華メニューが人気の中、ここの名物は「カレーライス」。
ラーメン用に仕込んでいる中華スープをベースに、オーダーごとに炒めて作る製法。醤油やオイスターソースも加えて炒めていて、中華スープとともに味の特徴を作っている。
これが旨い。スパイシーに仕上がっていて、スープのダシ感を感じる素朴な味わいがたまらない。これぞ町中華のカレーだ。これを目当てにお店を訪れる常連客もたくさんいる。
名物の辛味噌で作った「辛醤焼きそば」もオススメ。麺が物凄く短く、野菜がいっぱい入っていて最高だ。
カレーの街に残る名物町中華カレー。ぜひご堪能あれ。
北京亭
東京都千代田区西神田2-1-11
(執筆者: 井手隊長)