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1泊3000円相当でハイアット系列に宿泊も! 定額制宿泊サービス「HafH」を利用してテレワークしてみた


コロナ禍で多用な働き方が浸透するなか、多拠点居住やワーケーションといった言葉をよく聞くようになりました。

筆者も在宅勤務やテレワークによって決まった仕事場への出勤という縛りがなくなった一人なのですが、今回、定額制宿泊サービス「HafH(ハフ)」を利用して金沢市内の提携施設を試泊・内覧取材したところ、より自由で多様なライフスタイルを後押ししてくれるサービスだと感じました。実際に利用してみて分かった便利な使い方や注目ポイントを紹介します。

ライフスタイルに応じてプランを選択

“第二のふるさと”といった意味をもつ「Home away from Home」の頭文字をとったHafHは、2019年4月にスタートしたサブスクリプション型コリビングサービス。現在は海外の渡航が難しい状況ですが、毎月定額で36の国と地域、515都市の809拠点(2021年5月末現在)から自分の住む場所や働く環境を自由に選択することができます。

月額プランは3000円(1泊)~8万2000円(1か月)まで滞在可能泊数に応じて用意されており、光熱費やインターネット費用込み、敷金・礼金・保証金は不要(オールインワン)。例えば自宅を引き払ってしまって1か月住み放題プランを選択しても、家具や備品購入費等の初期費用がかからないといった点はシェアハウスの手軽さに近いかもしれません(宿泊と賃貸借契約という意味では異なりますが)。

コイン利用で満足度が爆アゲ

筆者が利用したのは、月額1万6000円で5泊まで滞在可能な「ちょっとHafHプラン」。単純計算で1泊あたり3000円ということになります。

HafHを利用するうえで重要なカギを握るのが「HafHコイン」。HafHのサイトから提携施設を検索して予約する際に、定額に加えて、中にはコインが必要となる場合があります。

定額プランに応じて毎月一定のコインが付与されるほか、アンケートに回答するとコインがもらえたり、未使用の宿泊日数がコインとして翌月に還元されたりすることでコインが貯まっていくシステムです。

例えば、渋谷のコンセプトホテルで半個室に宿泊するには100コイン、軽井沢のコテージなら300コインといった具合に、施設のグレードによって必要なコイン数が異なります。

コインを使用せずに宿泊できる施設はドミトリー(相部屋)やカプセルホテルのタイプが多いのですが、中には0コインで個室に宿泊できるプランも。

筆者が宿泊したLINNAS Kanazawaを例に紹介します。

充実したワーキングスペース+コインに応じた多様なプラン

もともとあった宿泊施設をリノベーションし、2021年4月にグランドオープンしたばかりのLINNAS Kanazawaは、金沢駅から徒歩約20分、近江町市場より徒歩3分のライフスタイルホテル。

用途に応じてさまざまなタイプの客室を用意していますが、HafHを利用して宿泊できる部屋は3タイプです。

通常100コインのところ0コインで個室に宿泊できるキャンペーンを実施していたシングルルームは、PCで作業ができるデスクとロフトタイプのベッドを完備。

トイレ・シャワーは共用エリアにある設備を利用することになりますが、仕事をして寝るには十分な環境。タイミングによってお得に泊まれる宿を探すのもHafHの楽しみのひとつかもしれません。

共有スペースとしてラウンジやシェアキッチンがあり、こちらをワークスペースやリビングダイニングとして利用している宿泊者もいました。人の気配を感じながら仕事に集中したい人にはぴったり。

200コインで宿泊できるダブルルームは同伴1名まで可。

そして500コインで宿泊できるコンフォートグループルームは寝室とリビングルームに分かれた客室でなんと同伴5名まで可能。コワーキング利用はもちろん、友人や家族での宿泊など、多様なスタイルにマッチしたプランを提供しています。

HafHの提携施設はいずれもWi-Fiが完備されていることが特徴。基本的にはどの拠点を選んでもデスクワークに支障はないと思います。

0コインでも充実した施設は多数

また、0コインで宿泊できる施設として、金沢駅から徒歩3分のゲストハウスBlue Hour Kanazawaを内覧させていただきました。

部屋はすべてドミトリーですが、通常のカプセルホテルベッドと比較しても十分な広さのあるつくりになっています。コロナ禍以降はほとんどの上段ベッドを取り壊し、上段ベッドのない広々としたキャビンタイプに変更したそう。

金沢駅を望む共有スペースは、落ち着いたカフェのような空間で、もちろんWi-Fiや電源も完備。他の宿泊者とわいわい話して交流するようなスペースがないので、一人で来て、一人の時間を大切にしたい人にはぴったりかもしれません。

同じゲストハウスでも施設によってコンセプトが異なるので、施設検索でアレコレ宿の情報を眺めているだけでも楽しいですよ。

大手ホテル事業者との提携も拡大中

そして、金沢滞在中にはハイアット ハウス 金沢に宿泊することもできました。「ハイアット」と名が付くとおり、ハイアット ハウスはハイアットホテルアンドリゾーツ系列の中長期滞在型ホテル。

キングベッドを備えた28㎡のデンルームは、300コインで宿泊が可能。

そして、セミダブルサイズのツインベッド、キッチンを備えた約41㎡のゆとりあるスタジオルームは、通常500コインのところ300コインで利用できるキャンペーンを実施していました。

インテリアやアメニティは必要最低限のモノを高品質でそろえているといった感じで、自宅のようにくつろげる広々とした空間が最高。

ワークスペースももちろんありますが、部屋にいる間はほぼソファベッドの上で過ごしていました。居心地が極上で仕事がはかどる……!

さらに、ロビー階のエリアやレストランをコワーキングスペースとして開放しており、自然光溢れる縁側でのデスクワークも充実の時間が過ごせました。

ちなみに、某ホテル予約サイトでハイアット ハウス 金沢(6月/スタジオルーム)を検索すると、平日利用でも1泊あたり2万円強でした。え、1泊するだけで「ちょっとHafHプラン」の元が取れちゃうのヤバくないですか……!?

ゲストハウスからリゾートホテルや温泉旅館まで、コインのシステムを導入することで本来なら価格差があるような施設も定額制で利用可能というのは大きなメリットだと感じました。

記事執筆時点でハイアットホテルアンドリゾーツ系列はハイアット セントリック 銀座 東京ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄をライアンアップしており、他にもプリンスホテルズ&リゾーツやグローバルエージェンツ系列のホテルもありました。

今後の展開にも注目

筆者は短期間の利用だったので大胆にコインを消費しましたが、中長期的に利用する中でどの程度コインが貯まっていくのか、というのは気になるところだと思います。また、利用頻度や地域によって、ドミトリーやカプセルホテルの宿泊を許容できるかどうかもサービスの満足度に直結しそうです。

提携する施設は施設名や都市名、地図から検索できるのですが、駅名や現在地で検索できるとさらに利便性が高まると感じました。中には同伴OKの施設もあったりするものの、現状の検索システムでは「同伴」をキーワードにした絞り込みもできないのが難点。家族同伴のワーケーションといった需要もありそうですしね。このあたりはユーザーの声を吸い上げて徐々に改善されていくはずです。

https://twitter.com/HafHtheWorld/status/1403185224826200067

……と書いているうちに、さっそく6月10日付で検索機能がアップデートされていました(笑)。さすがです。

現在は提携施設を急速に増やしている段階ですし、コロナ禍が落ち着けば海外の拠点を利用することでさらにサービスの価値も高まるのではないでしょうか。

HafH公式サイト:
https://www.hafh.com/

新型コロナウイルス感染症対策 ガイドライン(HafH):
https://www.hafh.com/topics/7567[リンク]

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