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プレビューがスタートしたマイクロソフトのクラウドゲーミングサービス「Project xCloud」体験レビュー コントローラーなしのゲームプレイにも対応



マイクロソフトは11月18日、Xbox用ゲームをモバイルデバイスで遊べるようにするクラウドゲーミングサービス「Project xCloud」(以下xCloud)について、事前に応募したユーザーの一部からプレビュープログラムの提供を開始しました。筆者も応募してみたところ、運よく開始当日に当選の案内を受けたので、さっそくレビューにてご紹介します。


レビューの実施においてはマイクロソフトの広報事務局から許諾を受けています。プレビュープログラムで提供されるxCloudはまだ暫定的なもので、今後もアップデートにより仕様や操作方法が変更になる可能性があります。



xCloudは、定額制ゲームサービス「Xbox Game Pass Ultimate」会員に向けて現在22か国でサービスを提供中。今回、日本とオーストラリア、ブラジル、メキシコでプレビュープログラムを開始します。プレビュープログラムは、Xbox Game Pass Ultimateへの加入・非加入にかかわらず参加が可能。筆者はXbox Game Pass Ultimateに加入しているのですが、そちらで使用しているXbox IDのメールアドレスで応募していました。


参加に必要となるものは

・サポートされているAndroidデバイス

・AndroidデバイスとBluetooth接続するXbox ワイヤレスコントローラー

・Androidデバイスが接続するインターネット回線


の3点。今回はAndroidスマートフォン「Pixel 4 XL」と、「Xbox Series X」に付属するXbox ワイヤレスコントローラーを使用します。対応デバイスについて、米国ではAndroid 6.0以上のOS、Bluetooth 4.0以上への対応が条件と記載されているので、ある程度幅広い端末に対応するものと見られます。インターネット回線は、下り90Mbps、上り70Mbps程度の自宅のWi-Fi回線を使用しました。もちろん、モバイルインターネット回線も利用可能で、プログラムへの応募時には使用する通信キャリアを申告する欄があります。



ゲームのストリーミングにはGoogle Playから「Xbox Game Streaming(Preview)」アプリをインストールして使用します。アプリを起動したら、プレビュープログラムへの申し込みに使用したXboxアカウントでログイン。



ログイン後、「おめでとうございます Project xCloud プレビューへようこそ」のメッセージが。



メニュー画面には、ストリーミングで遊べるゲームがズラリ。執筆時点では、下記の27タイトルが利用可能タイトルとしてラインアップされています。


・ARK: Survival Evolved

・BIOHAZARD 7 resident evil

・Black Desert

・Bloodstained: Curse of the Moon

・CODE: VEIN

・Destiny 2

・Devil May Cry 5

・Forza Horizon 4 標準版

・Halo Wars 2

・Halo: The Master Chief Collection

・Killer Instinct: ディフィニティブ エディション

・Minecraft Dungeons

・Ori and the Will of the Wisps

・PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS

・ReCore

・Sea of Thieves

・Skyforge

・SMITE

・Stellaris: Console Edition

・WWE 2K20

・Yakuza 0

・シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI

・ボーダーランズ プリシークエル

・ボーダーランズ2

・巫剣神威控

・白き鋼鉄のX THE OUT OF GUNVOLT

・鉄拳7


Xbox Game Passには収録されていないゲームも含まれ、クラウドゲーミング用に調整したタイトルが用意されているものと見られます。プレビュープログラムへの参加は無償なので、これだけのタイトルがタダで遊べてしまうのは魅力です。




「Forza Horizon 4」を起動してみました。Xbox Game Passでプレイしているタイトルなので、進行状況が同期して続きをプレイできます。画面は美しく、コントローラー操作へのラグは感じられません。自宅のXbox Series XにインストールしたForza Horizon 4をオンラインプレイするのと非常に近い感覚でプレイできました。


Xbox Series Xでオンラインプレイやクイックレジューム、後方互換を体験したレビュー記事はこちら。


「Xbox Series X」レビュー 注目機能の「クイックレジューム」「後方互換」「デバイスによるオンラインプレイ」を体験

https://getnews.jp/archives/2799173



Xbox Game Passで未プレイの「Destiny 2」をプレイ。ユーザーの作成からチュートリアル、実際のプレイまで、何のストレスもなくプレイできます。敵が大量に出てくるなど処理の負荷が高そうな場面では画面にブロックノイズが出ることもありますが、コントローラーの操作感は問題なし。エイムのずれや遅延がプレイ感に影響を与えるFPSでも、快適にプレイできることが分かりました。




意外だったのは、コントローラーがなくても遊べるタッチ操作対応のタイトルを用意していること。外出先などでスマートフォンひとつで身軽にプレイできるのは嬉しいですね。




記事執筆時点では、「Killer Instinct」と「Minecraft Dungeons」の2タイトルがコントローラーなしのプレイに対応。画面上の各ゲーム向けにカスタマイズされたバーチャルパッドを使って、快適に操作できます。もちろん、タッチ操作対応タイトルをコントローラーでプレイすることも可能。



クラウドゲームをプレイしていて少し戸惑ったのが、プレイ中のゲームの終了方法。コントローラーのXboxボタンを押してもフレンドや実績を表示するガイドが表示されるだけで、メニュー画面に戻ることはできません。



正解は、デバイス側でバックキー操作をすること。Pixel 4 XLなら画面の端から水平にスワイプです。ダイアログが表示されるので、「ゲームを終了」をタップするとメニュー画面に戻ることができます。



タッチ操作対応のタイトルは分かりやすく、メニューボタンをタップすると表示されるメニューから「ゲームを終了」をタップして、メニュー画面に戻ることが可能。



今回はスマホスタンドにスマホを立ててプレイしましたが、プレスリリースにあるようにゲームコントローラー用クリップを使ってスマホを固定して遊びたくなります。マイクロソフト純正のクリップはないので、Amazonで探して使ってみようかと思います。


モバイルネットワークではまだ試していませんが、5G回線が普及すれば外でも快適にプレイできそうなxCloud。Xbox Game Pass加入者にとっては、ゲームの続きがどこからも遊べるXbox本体とのシームレスなゲーム体験も魅力ですが、Xbox本体を持っていなくても、100タイトル以上の収録タイトルを誇るXbox Game Passが利用できるようになる可能性に大きな期待が持てそうです。Androidユーザーなら、せっかくのチャンスなのでプレビュープログラムに参加してみるとよいのではないでしょうか。


プレビュープログラムは現在も下記URLから参加を受付中。既に申し込んでいる人も、参加案内まで数か月かかることもあるようなので、気長に待ちましょう。


Project xCloud 登録 | Xbox

https://www.xbox.com/ja-jp/xbox-game-streaming/project-xcloud/register[リンク]





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