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自分は病気とは無縁!だと思っていたけれど……
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「もともと乳がんという病気は耳にしたことはあったけれども、20代なのでまだならないと思っていた。SKE時代も病気と自分は無縁だ、このまま突っ走ろう!と思って7年半走ってきました。けれどもとある日、たまたまニュースで乳がんで亡くなった、ということを耳にして……。それを機にセルフチェックを行ってみたのです。もともとバストマッサージを自分でやっていたので、その時に実践してみました。すると、なんとなくしこりのようなものを発見したのです。最初はこれが乳がんのしこりなのか分からなかったけれども、周りの友人にも相談して、バスト専門であれば乳腺科がいいと聞いたので、検査を受けに行ったところ、乳がんであることが分かりました。最初は信じられなかったし、今後のことをいろいろ考えました。“バストを摘出しない方法があるはず!”と思っていたけれども、先生と相談する上で乳房全摘出と部分摘出の方法どちらかにすることにしました。これからの人生の方が長いし、私は再発したくない、バストよりも人生を楽しむことの方が優先度が高かったので、乳房全摘出を選びました。今は医療も発達しているしバストが亡くなっても乳がん再建という方法もあります」
セルフチェックは男性も女性も必要
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RFTC Japanの鈴木 咲子マリアさんによると、乳がんの患者の中には100分の1男性の方もいるとのこと。また男性の方が乳房がコンパクトであるため発見しやすいのだとか。(以下鈴木さん発言)
「しこりにもいろんな固さがやわらかさがあります。ガンのしこりは本当に硬くてまだ早期の状態でもレモンの種のような固さ。ゴリゴリ触ってもなかなか動かないようなものが特徴的です。すべてのしこりが悪性のしこりではなくて、良性のしこりですとナタデココのような、グミのような柔らかさです。セルフチェックを行えば、数ミリ単位から1cm単位の乳がんのしこりを見つけることができるのです。普段セルフチェックをしていない方が乳がんを発見する時の平均の大きさは3.6cm〜4cm。卓球のボールの大きさくらいです。大きさが小さければ小さいほど完治率は高いため、定期的なセルフチェックは欠かせません。またガンは5〜10年かけて成長するため、焦らずにしっかりセルフチェックを行い、定期的な検診に行くことが乳がんを発生させる可能性を低くすることができます」
セルフチェックの方法
①自分のバストを確認する
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まずは鏡で自分のバストをチェックしましょう。
②セルフチェックする部分を知る
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実はバストだけではなく肩、デコルテ、脇など意外と範囲が広いのです。
③バストに圧力を加えてチェックする
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②の画像の通り全体的に指の腹を使ってチェックしていきます。指1つ分ずらしつつ行うのがポイントです。10〜15分程度あれば確認できます。
セルフチェックは月に1回。また検診は年に1回行くのがオススメなのだとか。今や他人事とは言えない乳がんだからこそ、正しいセルフチェックを取り入れてみましょう。