ベースメイクの基本でもあるファンデーション! お肌の粗を隠すためには欠かせないマストアイテムといっても過言ではありませんよね。
多くの女性が使用しているファンデーションですが、皆さんは「塗り方の手順」や「キレイに塗る順番」をしっかりと把握できていますか?
「高いファンデーションを使っているけどイマイチ」「すぐに崩れてくる」なんて場合、もしかして間違った使い方をしているのかも!?
ということで、今回は美容部員さんやエステ関連のお店を経営している私の姉に聞いた、秘伝のファンデーションをキレイに塗布する順番や基本の使い方などをご紹介します。
ファンデーションの塗り方と順番、正しくできていますか?
まず、ファンデーションを塗る前の基本として確認しておきたいのが「お肌の保湿」と「化粧下地の塗布」です。
ファンデーションをムラなくお肌に密着させるためには、土台となる肌作りをしていかなければいけないのはいうまでもありませんよね◎
・顔も洗わずにファンデーションを塗布する
・化粧水や乳液は使用しない
・化粧下地を利用しないで直にファンデーションを塗る
上記のように、特に忙しい朝は「ゆっくりと整肌している時間がない」などという理由から、ファンデーションの土台となるお肌のケアが手抜きになりがち。
お肌が整っていないとファンデーションが皮膚の上で馴染みにくく、ムラになったり伸びが悪いといったトラブルも出てきやすくなるでしょう。
また、整肌をしっかりとしていても「化粧下地を利用しない」という人は、化粧下地を利用する人よりも化粧の持ちや仕上がりが悪くなってしまう場合も!
まずは「肌の手入れをしっかりと行う」「化粧下地を利用する」ことを徹底させ、ファンデーションを塗っていきましょう。
以下にタイプ別に分けたファンデーションの塗り方をまとめてみるので、ぜひ参考にしてみてくださいね◎
リキッドファンデーションの塗り方
1.手の甲にリキッドファンデーションを適量取り出す(量は使用するファンデーションの使用量を参考に!)
2.中指と薬指の2本を使い、頬の内側〜外側へ向かって馴染ませる
3.目元やおでこ・小鼻なども指先で丁寧に馴染ませていく
4.フェイスラインから首に向けてファンデーションを馴染ませてぼかす
5.仕上げにフェイスパウダーを塗布して完成
ここでは指を使って塗布する方法をご紹介しましたが、ブラシやスポンジなどのアイテムを使って本格的な美肌を作ってみるのもいいでしょう◎
また、目元やおでこ・小鼻などへの塗布時は「ファンデーションの量」に注意してください。塗布量を多くしてしまうとベタつきや色ムラの原因になることも!
パウダーファンデーションの塗り方
1.コンシーラーできになる部分をカバーする
2.スポンジの1/3を目安にファンデーションを取り出す
3.最初に頬の内側〜外側、おでこ、鼻、口元、最後に目元とフェイスラインに塗布
リキッドファンデーションに比べて簡単に塗布することができるパウダータイプのファンデーション◎
カバー力に欠ける場合は「ファンデーションを塗る前」にコンシーラーを利用するのがポイントです。
リキッドタイプと違ってパウダーが目元のしわやほうれい線に入り込みやすいので、目元や気になる部分への塗布は「スポンジに残っているファンデーションの量」にとどめて塗りすぎないことが重要!
カバーしたいからといって厚塗りになってしまわないように気をつけましょう。
また、パウダーファンデーションの中には「水あり・水なし両用タイプ」というものもありますが、これは「乾いたスポンジでも使えるし濡れたスポンジでも使えるよ◎」という意味。
水ありで使用する場合は、一旦スポンジを水に濡らしてから使用することで「パウダーでもリキッドみたいに密着する」「化粧崩れが少ない」などといったメリットもあります。
クリーム・エマルジョンファンデーションの塗り方
1.ファンデーションを指で顔に伸ばす(両頬、おでこ、鼻先、あごの5ヶ所)
2.指やスポンジなどを使い、顔の内側から外側に向かって伸ばす
3.塗布したらキレイなスポンジで肌を軽く押さえ、余分な油分を取る
4.生え際やフェイスラインをぼかすように馴染ませる
5.仕上げにフェイスパウダーを塗布して完成
油分が多いクリーム・エマルジョンタイプのファンデーションは、塗布後にスポンジで肌をおさえて「余分な油分を取る」ことが重要!
油分が多く、その分お肌の上でするすると伸びやすい特性があるので、塗布する量は少量でもOKです。
スティックファンデーションの塗り方
1.おでこ、鼻筋、両頬、あごの5ヶ所にスティックファンデーションで線を描く
2.指の腹やスポンジなどを利用し、顔の中心から外側へ向かって丁寧に伸ばし馴染ませる
3.指の腹やスポンジに残っているファンデーションで、目元や小鼻などの細部を仕上げる
4.生え際やフェイスラインをぼかすように馴染ませる
5.仕上げにフェイスパウダーを塗布して完成
スティックファンデーションは取り扱いしやすいところが魅力的ですし、ポーチの中に入れていてもかさばりにくいですよね◎
スティックファンデーションの中には「汗や水に強い」「化粧崩れしにくい」などというものも多く、これからの季節にピッタリ。
ファンデーションの正しい順番・塗り方を方法別に!
多くの女性が悩みやすい「ファンデーションって指で塗るの?」「それともスポンジ?ブラシ?」という問題。
ここでは方法別の特徴や正しい塗り方をご紹介します!
ファンデーションを手や指で塗る時の塗り方
指を使ってファンデーションを塗るメリットといえば、塗り方によって「カバー力を出せたりナチュラルに仕上げることができる」という両面を持ち合わせているところ。
指を使って塗る時の方法ですが、ファンデーションをお肌に付ける前に「一旦手の甲にファンデーションを取り出す」ことが肝心です!
手の甲でファンデーションを馴染ませ、量を調節してからお顔に塗るようにしてくださいね◎
また、指が汚れたままファンデーションを塗布すると、ファンデーションがムラになったり崩れやすくなるだけではなく、肌刺激となって「肌荒れや吹き出物」を引き起こしてしまう可能性も!
指を使ってファンデーションを塗布する場合は、事前に手を洗う癖を付けておきたいところです。
ファンデーションをブラシで塗る時の塗り方
ファンデーションをブラシで塗る場合のメリットは「ムラになりにくい」「使用するブラシによっては仕上がりがプロ並みにキレイになる」「手が汚れない」こと。
ブラシで塗布する場合も、ファンデーションを一旦何かのケースに取り出し、ブラシにしっかりと馴染ませてからお顔に塗布しましょう◎
また、目元や小鼻などの細部が塗りにくいと感じることもあるので、細部を仕上げる場合はスポンジを利用してもOK!
ファンデーションをパフ・スポンジで塗る時の使い方
ファンデーションをパフやスポンジを使って塗布していくとナチュラルな感じに仕上がるだけではなく、とても素早くベースメイクを完成させることができるので「時間がない」「面倒臭がり」という人に最適です!
ファンデーションをパフやスポンジで塗る場合、パフ全体の1/3にファンデーションを取り出して「頬の中心〜外側」→「おでこ」→「あご〜首の境界線」の順で塗布します。
崩れやすい目元や鼻は、パフに残っているファンデーション量だけで十分ですよ!
肌質別!正しいファンデーションの塗り方は?
肌質別のファンデーションの塗り方やポイントをマスターすれば、夕方まで崩れ感のないサラサラ素肌をキープできるはず!
乾燥肌編
乾燥肌の人は、ファンデーションの塗り方というよりは「ファンデーションを塗る前の保湿ケア」が重要です!
乾燥してくると皮脂分泌量が増えて化粧崩れにつながるので、保湿力の高い基礎化粧品を使用してお肌の水分を閉じ込めましょう。
もちろん、保湿力の高いファンデーションを選ぶことも忘れずに!おすすめは断然「リキッドファンデーション」です◎
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脂性肌編
脂性肌は皮脂分泌量が多いので、塗りすぎには要注意! 特に皮脂分泌が過剰になりやすいTゾーンへのファンデーション塗布は、薄く軽くが鉄則です。
また、化粧下地やファンデーションは積極的に「皮脂を吸着してくれる成分」が配合されたものを選びましょう。
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混合肌
混合肌の人は部分的な保湿ケアをしたり、ポイントごとに使用するファンデーションを変えてみるという方法もおすすめです!
「乾燥しやすい目元はリキッドファンデーションを」「テカりやすい部分にはテカリ防止パウダーを」というように、自分の肌に合わせて塗り方を工夫してみるのもアリ◎
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敏感肌
敏感肌さんは、ファンデーションを塗る際「指やパフが肌と擦れる」ことによって肌刺激を受けてしまうことも少なくありません。
そんな敏感なお肌には、ブラシを使用してふんわり優しくファンデーションを塗布してみましょう!
最近では敏感肌用のミネラルファンデーションなども増えてきたので、探してみるといいですよ◎
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ファンデーションの塗り方・使い方Q&A
Q.ファンデーションがムラになっちゃう…
A.ファンデーションがムラになりやすい時は、ぜひ「化粧下地」「肌色補正効果のあるコンシーラー」などを利用してみましょう!
特に化粧下地は優秀で、皮膚とファンデーションがキレイに密着できるように考えられていますよ。
また、パウダーファンデーションを塗る時の肌状態も大切です。保湿ケアをした直後のベタベタしたお肌に直接ファンデを塗布してしまうとムラになりやすいので、お肌が乾いてからファンデを塗るようにしてみてください◎
Q.ファンデがすぐに崩れる…
A.ファンデーションが崩れやすいのは、時間の経過とともに皮脂や汗が分泌されるから。
対策方法としては「皮脂分泌吸着効果のある化粧下地を利用する」「ウォータープルーフタイプのファンデを使う」など。
いくら高いファンデーションでも、自分の肌に合わないと崩れの原因になってしまうこともあるようです。金額にかかわらず、自分に1番合ったファンデーションを根気よく探しましょう!
いかがでしたか?
ここでご紹介したファンデーションのイロハを駆使して、キレイな素肌を作っていってください♡
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