残暑が厳しい今の時期でも「お風呂あがりに乾燥しやすい」「肌がかゆい」といった、悩みを抱えている人はいませんか?
乳液やクリームなどでしっかり保湿ケアをしているのに、なぜかお肌が乾燥してしまう……。
そんな状態が続いているのであれば、お肌の根本的な対策が必要かもしれませんよ。
本来備わっている、お肌のうるおう力
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みなさんは「ラメラ構造」をご存知ですか? お肌がもともと持っている「うるおう力」とも言える、皮膚の角質層にある保湿機能のこと。肌の水分をたくわえる容器のような役割をしています。
ところが、このラメラ構造は外部からの刺激に弱く、乱れたり壊れたりしやすいのです。ラメラ構造が破壊されると水分が蒸発してしまうため、乾燥の原因に。刺激というと何か特別なことと思いがちですが、日常的に行う洗顔や入浴は、ラメラ構造が乱れる代表的なシーンです。
従来のボディ洗浄料はラメラ構造に浸透し、その構造を乱していました。その結果水分が蒸発し、肌の乾燥の原因となっていました。
いくら「保湿によい成分」をお肌に与えても、受け皿となるラメラ構造が壊れていると、水分をたくわえることはできません。また、ラメラ構造が乱れていると、角質層の隙間から水分が過度に出ていってしまうため、お肌は乾燥した状態のままになってしまいます。
医師に訊く、お肌を乾燥から守る方法
お肌のうるおいの根源とも言えるラメラ構造を壊さずに、乾燥から守る方法はないものでしょうか?
四谷三丁目皮膚科の山田院長によると、肌本来の「うるおい力」をキープすることが、乾燥予防にはとても大切なのだそう。
具体的には「洗う成分や洗い方に気をつけることで、ラメラ構造の乱れを抑えることができる」 こと。
「ふだんのお風呂の時間を見直してみて、 ボディソープはラメラ構造を壊さないものをチョイスし、ゴシゴシこすらずに優しく洗う方法をとりましょう」
とのアドバイスをいただきました。
お肌のうるおいを内側からキープする「ラメラケア」
皮脂や雑菌を洗い流してくれる、ボディソープや石けん。山田院長の話からも分かるように、通常のものは角質層に入り込んでラメラ構造を破壊してしまうため、お肌の乾燥を防げないという弱点があります。
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そこで意識したいのが、肌のうるおいの根源「ラメラ構造」を守るケア=「ラメラケア」です。
ラメラケアとは、化粧水やクリームなどで保湿成分を補給する前に、ラメラ構造を守ってうるおいを肌から逃がさない保湿を心がけるというもの。肌本来のうるおい力を守っていれば、洗顔後やお風呂あがりにも乾燥せず、本来のみずみずしい肌を保つことができます。
角質層に浸透しない洗浄成分を配合した「ラメランステクノロジー」なら、ラメラ構造を破壊せずに洗浄することが可能です。従来のものと比べると、洗顔後の肌のキメが整いふっくら。
これからのスキンケアは、外側から与える保湿ケアと、うるおいを肌から逃がさない「ラメラケア」の両方を意識したいもの。
秋本番がスタートする前に、根本から乾かない肌を目指しましょう。
取材協力:クラシエ