全国の小学生の保護者200名への調査で、約45%が宿題量に満足と答える一方、78名が「家庭でのサポート」に不安を抱くと判明しました。変化なしは58.4%で、共働き世帯の時間確保が見えます。続きを読むと、親の本音と実務的な困りごとが浮かび上がります。
保護者が感じる「サポート不安」の中身

株式会社SVCが運営する「ふぉぴす」のアンケートでは、宿題量について約45%が「満足」と答え、17%が「不満」、38%が「どちらでもない」と回答しました。

この数字は、家庭ごとの学年や生活環境で評価が分かれていることを示します。昨年比では58.4%が「変わらない」と感じ、25.3%が「増えた」、16.3%が「減った」と答えており、大きな変動は見られません。

しかし最大の課題は「サポートに対する不安」です。78名がこれを挙げ、共働き家庭では特に時間捻出が難しいとの声が目立ちました。自由研究や読書感想文は親の支援前提に感じるとの回答や、習い事が多く時間が取れないため負担に感じるとの具体的な意見が寄せられています。また「宿題が少ない分、親が家庭での勉強を促す必要がある」といった指摘や、「机には向かっているが内容が定着しているか不安だ」という学習の質に関する不安も散見されました。
一方で42名は「特になし」と答えており、不安を感じない家庭も一定数あります。全体としては宿題の量自体に大きな不満は少ないものの、家庭でのサポート体制や時間配分が保護者の最大の関心事であることが明確になりました。
詳しくは「株式会社SVC」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權